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2匹との賑やかな毎日
犬と猫、個体差や相性もありますが、時間をかけて向き合えば、よい距離感を見つけて案外うまくやれるのではないでしょうか。「この子、いつ帰るの?」とさめていたセンパイも、次第に仔猫のペースに巻き込まれて母性を発揮、飛びつかれても咬まれても耐え、育猫に大奮闘しました。
コウハイは、家の中を瞬間移動しているかのような活きのよさ。壁を走りテレビを飛び越える。暴れ、遊び疲れるとセンパイにくっついて眠り、ごはんはセンパイを見習って犬のような勢いで。気がつけば、長毛でふわふわの大きな猫になりました。
2歳のときは、梅干しの種を飲み込み開腹手術。センパイがお見舞いに行くと、力を振りしぼって立ち上がるけなげさ。舎弟体質はこの頃から。
コウハイは5歳を過ぎてやっと落ちつき、完全に母子のような関係だったのが、年子の姉弟のような対等な感じに。センパイもコウハイを頼りにするようになりました。