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2020/07/28

 約9千人収容可能な会場のアリーナエリアにステージを組み、周囲のフロアには様々なセットを配置。メンバーが歌いながらステージを降り幅広く動き、ドローン撮影も取り入れるなど視覚的バリエーションを生み出し、観客を楽しませた。

 またzoomを使ってファンたちとトークを交わしたり、一緒に踊ったり、コメント欄に寄せられる声も積極的に取り上げていた。3日目のDOBERMAN INFINITYはファンのコメントに応える形で、急きょアンコールを追加し、生配信ならではの双方向性も発揮。チームによって演出や構成も違い、熱いステージが競演されていた。 

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE ©getty

配信の利点が活きた、星野源の“円形ライブ”

 大規模会場ばかりでなく、ライブハウスからの配信も様々な工夫が凝らされている。 

 ソロデビュー10周年の7月12日に、渋谷のクラブクアトロ(約750人収容)でのライブを配信したのが星野源。本人に加えてセッションメンバーを含む8人が、客席エリアで円形に向かい合ってライブを行った。

星野源 ©getty

 過去にもドーム会場のど真ん中で同座組みでの演奏を行っており、会場であれば彼らの背中を見せることになるが、配信では、内側を向くメンバーの表情や手元を絶妙なカメラワークで映しだしていた。小さな空間だからこそ生まれる演者たちの温度と、終始シンプルなライティングで見せるアットホーム感は、画面越しとの距離をぐっと縮めるライブとなり、約10万人が視聴した。