文春オンライン
「蒙古タンメン中本」ガチ勢が幻の“限定ラーメン”を食べて結婚した話

「蒙古タンメン中本」ガチ勢が幻の“限定ラーメン”を食べて結婚した話

note

 なぜ塩スタミナラーメンをオーダーしたのか全く記憶にありません。恐らく券売機に表示された「スタミナ」という文字が目に入り、本能でボタンを押したと思われます。

 体の芯まで冷え切った時に食べた塩スタミナラーメン、ひと口食べるごとに体温が上がっていくあの感動は一生忘れません。

(2)結婚のきっかけになった「海老味噌北極」

 もう1つ。こちらは激推しします。

ADVERTISEMENT

海老味噌北極

 私が限定を食べはじめるキッカケとなったラーメンです。

 辛旨濃厚な味噌スープにすりつぶした海老が入っています。どんぶりからは海老の香り、箸で麺を持ち上げるとドロリとしたスープが麺に絡んできます。

 食べ終わり、どんぶりの底にある海老の粉末が混ざったスープをレンゲですくい、一口いってみてください。

 この世の旨み、全てが凝縮されています。

海老味噌北極の辛旨濃厚な味噌スープ

 このラーメンの注意点は、けっこう辛いです(つけ麺タイプの冷し海老味噌北極なら少しは食べやすい)。

 私がはじめて海老味噌北極を食べたのは2014年の御徒町店だったと思います。そのとき一緒に食べた女性も海老味噌北極の味に感動。それ以降、海老味噌北極が販売されれば、お互い連絡を取り合い食べに行きました。海老味噌北極からはじまり、北極海、北斗星、濃厚巨豚北極、濃厚トリプル北極と色々な限定を食べ歩いて仲を深め、数年後にその女性と結婚しました。中本婚です。

 限定は一期一会。今日食べることができても、明日は食べることができないかもしれません。限定と人のご縁は大切に。

 あなたの人生に幸あれ。

※毎月、限定メニューは変わります。蒙古タンメン中本のホームページを確認してください。

「蒙古タンメン中本」ガチ勢が幻の“限定ラーメン”を食べて結婚した話

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー