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「アイドルだけど目が小さいのがコンプレックスだった…」20歳元アイドルの私が抱えた葛藤

元アイドルネッサンス・南端まいなさんインタビュー#1――アイドル戦国時代を振り返る

2020/08/23

 2010年ごろからアイドル戦国時代と称されるようになり、ももいろクローバーZやでんぱ組.incがブレイクしたが、14年5月に「音楽好き」の心を掴むグループが誕生する。ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)が手掛けたアイドルネッサンスだ。

 アイドルネッサンスはBase Ball Bear『17才』を皮切りに、原田真二からKANA-BOONまで、今の楽曲を歌とダンスでカバーする「名曲ルネッサンス」をテーマに活動すると、ファンたちは自分の青春時代と重ね合わせて熱狂した。

 しかし、ブレイクスルーできなかったことなどを理由に、18年2月にアイドルネッサンスは解散してしまう。現在はそれぞれの道に進んでいるが、その中で、ソロアーティストとして活動している南端まいな(20歳)に「あの頃」を聞いた。(全2回の1回目/#2へ続く)

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元アイドルネッサンス・南端まいなさん

◆◆◆

「チャゲ&飛鳥さんや広瀬香美さんが好きでした」

――アイドルネッサンスに加入前、南端さんはどんな少女時代を送っていましたか?

南端 小学生の時は目立つのが好きで、応援団をやったり、委員長をやったり、人前に立つことが好きだったんです。小学6年生の頃、芸能活動に興味を持ってオーディションを受け始めたんですけど、芸能界に興味のない家族は「どうした?」とざわつきました(笑)。

――芸能活動に興味を持ったきっかけを教えてください。

南端 北川景子さんの演技に惹かれて、そのキラキラした世界に自分も入りたいと思ったんです。当時、北川景子さんが理想の女性像でした。

――アイドルに興味はなかったですか?

南端 それが全然知らなくて。小学生の頃がAKB48ブームで、まわりのみんながCDを買ったり、カードを集めたりしているなか、私は父の影響で好きになったラグビーのグッズを集めてました。音楽にしても、父の影響で同年代の子が聴かないような曲が好きだったんです。

――どんな曲を聴いてました?

 

南端 チャゲ&飛鳥さんや広瀬香美さん、松任谷由実さんが好きでしたね。

――自分で歌うことは好きでしたか?

南端 歌うことも好きで、家族と長野県の菅平高原まで車で移動中に、窓を開けて宇多田ヒカルさんの曲を歌ったことを覚えてます(笑)。

面接で「アイドルって何をするんですか?」

――中学2年生で受けたSMAのオーディションがアイドルネッサンス加入のきっかけになったそうですが。