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岸田文雄 ★- 「丸腰では総裁選は戦えない」

「政権の骨格作り」という観点で言えば、本来は外務大臣や政調会長も務めた岸田さんも考えるべきですが、岸田さんの場合は別の問題で、「ポスト安倍」の議論の俎上に載せられません。

「人がいい」ことは分かりますが、“政治センス”に疑問符がつきます。森友・加計学園疑惑が続く中で行われた2018年の前回総裁選でも優柔不断な態度を続けた挙げ句、さんざん悩んで出馬を断念しました。戦い下手過ぎて、「そもそも戦ったことがあるのだろうか」と周囲も不安になってしまいます。他の候補者が首相の座をめぐって武装して戦地に向かおうとしているのに、一人だけ丸腰の「民間人」が混ざっているような状況なのです。

岸田文雄氏 ©文藝春秋

 仮に、岸田首相となって内閣を作ったとしても、フラフラしていれば、内閣自体が不安定になるのは火を見るよりも明らか。政治キャリアは長いものの、本当の意味でリーダーとしての役割を果たそうとしたことはありません。

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 いいかえれば、宰相を争うための「政治のスタートライン」に立っていない。この★の数を「岸田文雄商店の評価」とするならば、まだ開店もしていない。評価出来ない状態です。総裁選の戦いを見て評価したいと思います。