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いろんな役を演じる「しんごちん」というキャラクター

――香取さんは今、YouTubeで「しんごちん」という幼稚園児のキャラクターを演じていて、それがすごく話題になっています。流行りの歌を一発撮り風に歌って大きな反響を呼んだり。三谷さんは「しんごちん」の活躍をご存知ですか?

三谷 え……? いや、知らなかったです。もしかして……舎人真一と被ってる?

香取 かぶってないです!!!

©杉山拓也/文藝春秋

――舎人よりも、一昨年の舞台『日本の歴史』のときの役に通じるものがあるのかな、と思いました。一つのキャラを貫き通すのではなく、「しんごちん」はいろんな役を演じることができるんです。音楽とダンス、それに笑いのテンポ感など、香取さんの得意分野を集約させたキャラクターなんです。

三谷 へえ。興味あるなぁ。今度見てみよう。いつ頃からやってるの?

香取 歌は7月に公開されて、撮ったのは6月かもしれないです。

「志村けんさんの枠を次に担うのはこの人だと思っていた」

――あのキャラクターは、三谷作品の影響も受けているんでしょうか?

香取 まぁ、多少は影響も受けているんじゃないかとは思います。「しんごちん」って黄色い帽子をかぶって、昔コントとかでもちょっとやってたキャラなんです。

三谷 舎人は黄色いつなぎがトレードマークです。その舎人よりも先に公開されるっていうのは、僕にとってのダメージではないんですか?

©杉山拓也/文藝春秋

香取 ダメージではないです。なんでダメージなんですか?

三谷 だって、「誰かが、見ている」の収録は去年だから、こっちが先じゃないですか!

香取 いや、だから全くの別モノですから!!

三谷 (笑)まあ、ダメージ云々は冗談として、香取さんの“いろんなキャラクターになれる”能力は、面白いですよね。というのも、実は去年「誰かが、見ている」を撮っていたとき、志村けんさんのやっている枠を次に担うのはこの人だと思っていたんです。

 志村さんも、いろんなキャラクターを持っていらしたように、香取さんも昔からいろんなキャラクターを持っていて、それを入れ替わり立ち替わり出したりすることのできる人で。収録しながら、コント的な部分をベースに一つの番組を作っていくようなことも、将来できたらいいなと思ったし。だから僕としては、本当はこのドラマを志村さんに見てほしかったんです。

©石川啓次/文藝春秋

香取 (しみじみと)あぁ、そうだったんですか……。