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サンド“天下統一”を拒んだ3組

 次は、地域別の結果をみていこう。世代別ランキングでは10・20代から60代までを押さえたサンドウィッチマンは、全国で首位を独占して“天下統一”を果たせるのか。

 

 北海道地区ではサンドウィッチマンが首位。そして、北海道出身で、デビューも札幌吉本だったタカアンドトシが、地元の声援に後押しされる形で3位に入った。

 東北地区(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)でダントツの1位も、宮城が地元のサンドウィッチマン。東北からの投票のうち実に33.3%の票がサンドウィッチマンに集中し、まさに「組織票」を固めた。

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 関東地区(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)でも、首位はサンドウィッチマン。有吉弘行は栃木2位、埼玉2位と北関東でランキングをあげ、5位に入った。東京のみのランキングをみるとナイツが5位にランクイン。下町芸人の面目躍如となった。

 中部地区(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)でも首位はサンドウィッチマン。県別では、愛知では明石家さんま、新潟ではナイツが、サンドウィッチマンと同数で首位に。長野では明石家さんまが1位になるなど、東北から距離が離れるにつれて、サンド人気に変化が見えてくる。愛知では博多華丸・大吉が、ダウンタウンを押さえて5位に入った。

 近畿地区(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)では、ついにサンドウィッチマンが2位に後退、明石家さんまが1位に。「大阪は、吉本の大御所・明石家さんまの大票田なのでは」という予測もあったが、大阪府内のランキングは1位サンドウィッチマン、2位ダウンタウン、3位明石家さんまという結果。明石家さんまは、地元・奈良をはじめ、京都、兵庫で1位を獲得し、「オール関西」のポイントを獲得してトップに立った。

 また、大阪では中川家が7位に入ったのが印象的。

「鉄道が好きなので礼二さんの鉄道番組は全部録画してみている」(大阪府・女・57)

 と、京阪電鉄モノマネで知られる「鉄オタ」ぶりが地元からも愛されていることがうかがえた。

アンガールズから喜びのコメントが

 中国地区(鳥取、島根、岡山、広島、山口)では、1位が有吉弘行(広島県出身)、4位が千鳥(岡山県出身)と「地元の雄」が大奮闘。とりわけ有吉弘行の人気が高く、県別でも観光大使を務めた広島でサンドウィッチマンを抑えて首位。お隣の岡山でも千鳥にダブルスコアをつけて首位と、知名度が発揮された。

 また、やはり広島出身のアンガールズも5位に入り、広島県内ではタモリを抑えて4位まで上昇していた。

アンガールズ

 そんなアンガールズからは喜びのコメントが届いている。

「広島でずーっと番組やってきたので嬉しい! 広島の人は広島出身の人を凄く応援してくれるので、ありがたい! 好きな芸人に最近入った事が無かったので総合25位でも嬉しい。最近歯の矯正をして美意識を高めたので、その効果がでました。あと1年で矯正が完全に終わるので、もっとあがるかなぁ」(田中)

「全体25位も大変嬉しいですが、地元で愛してもらって4位に入れた事がとても嬉しいです。広島大好きです!」(山根)

 四国地区(高知、愛媛、香川、徳島)では和牛が首位。とりわけ香川、愛媛では2位に大差をつけて圧倒的1位に輝くなど、水田信二が愛媛県出身であることから、四国での人気がうかがえる結果になった。また、2位に有吉弘行が、3位に千鳥が入り、中国・四国を地元とする芸人の人気の高さが示された。

 九州・沖縄地区(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)では、サンドウィッチマンが1位を死守。地元の博多華丸・大吉が4位にランクイン。博多華丸・大吉の福岡人気は高く、1位こそダウンタウンに譲ったものの、2位のサンドウィッチマンに1ポイント差に迫る3位につけた。