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「自分メディア時代は終わる!」 ちきりんが描く、“教祖”抜きで成り立つネット社会とは

「自分メディア」はこう作る! ちきりん×pha対談より

2020/10/09

source : ノンフィクション出版

genre : ライフ, ライフスタイル, メディア, 働き方, 読書

 ブログ黎明期から活躍してきたphaさんと、ちきりんさん。2人の10年ぶりの対談が『「自分メディア」はこう作る!』(ちきりん著)文庫化に際して実現! ブログ、ツイッターにユーチューブ――ネットで発信することの未来について語り合いました。
(本記事は文春文庫『「自分メディア」はこう作る!』にて掲載された対談の一部を基に作成されたものです) 

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「10年残るもの」しかブログには書かない

ちきりん phaさんと対談するのは10年ぶり?

pha そうですね。久しぶりにお会いして思うのは、ちきりんさんはずっとブログを書き続けていてすごいですね。僕は仕事で文章を書くようになってからは、ブログまでは手が回らなくてあまり更新しなくなってしまいました。

ちきりん 私も更新頻度はかなり落ちてます。というか、人気が出始めたころは「よし、今は『ちきりん』を育てよう!」と、かなり意識的にブログを更新してたんです。でももうその時期は過ぎたので、今は「10年残るもの」しかブログには書かないようにしています。数年で価値のなくなるものはツイッターでつぶやけばいいと割り切ってる。

©iStock.com

pha 10年残るものしか書かないというのはすごいですね。僕は大して残らないものばかり書いてる気がする。僕が書いてる有料の日記は自分の日常を書いているだけなので、3年前の日記を見ると同じようなことを書いているんですよね。「だるい」とか「世知辛い」とか。だからちきりんさんのブログみたいな、何年も価値が残るような情報では全くないんですが、それはそれで読んでくれる人はいるんですよね。

ちきりん わかります。phaさんの日記を購読してる人って、「猫を飼ってる」のに近い感覚なのでは? 「今日、phaさんは何をしたのかな? 何を言ってるのかな?」って感じで、好きな猫の生活を覗くために年間6000円の購読料を払っているのかも。