(3)冬場に手袋をしていても使える? 操作方法の違い
どのモデルも、タッチパネルを使ってページめくりなどの基本操作を行うことは共通していますが、「Kindle Oasis」はさらにページめくりボタンを搭載しており、操作ミスを防ぎ正確なページめくりが行えます。タッチ操作が苦手でボタンの感触を求める人には向いた製品と言えます。またこれから冬場にかけては、手袋をしている状態でページがめくれるのも利点です。
(4)ライトの違いで目が疲れにくくなる
Kindleの各モデルは、暗い場所での読書を可能にするフロントライトを搭載しています。上位モデルと下位モデルではLEDの個数に差があり、多いほうがムラのない明るさを実現できるのですが、むしろそれよりもチェックすべきなのは、ウォームライトに対応しているか否かでしょう。
ライトを黄色味がかった色に変えることで、通常のライトより目の疲れを緩和できるとされるウォームライトは、現時点では上位モデルの「Kindle Oasis」にのみ搭載されています。スマホやタブレットでは目が疲れるからという理由で、Kindleの購入を検討しているユーザは、優先度は高めに考えておいたほうがよいかもしれません。
(5)防水機能は本当に必要?
「Kindle Oasis」および「Kindle Paperwhite」は、防水機能を搭載しています。ここで想定されているのはあくまで真水のみなので、例えば海水浴に行った先の海辺で使うといった行為はNGですが、浴室内でも問題なく読書が行えるのは魅力ですし、キッチンなどでの使用時に水がかかった時の備えと考えれば、あって困るものではありません。
なお画面に水がかぶった状態では、タッチパネルの反応が著しく悪くなりますので、水に濡れた環境で読書するのならば、ページめくりボタンが用意された「Kindle Oasis」のほうが、「Kindle Paperwhite」よりも有利です。いずれにせよ、ほかの項目に比べ、ユーザの使い方によってかなり優先順位が変動するポイントと言えそうです。