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(6)ストレージはどのくらいがベストなのか

 ストレージの容量は「8GB」「32GB」のいずれかを選ぶことになりますが、テキストがメインの場合、またコミックでもこまめに入れ替えながら読むのであれば、最小容量の8GBでも支障はありません。数年前までは4GBが主流だったくらいですので、8GBでも決して少ない容量というわけではありません。

 もっとも、まとめ買いしたコミックを全巻ダウンロードしてWi-Fiにつながず読破したい場合や、旅行先などWi-Fiが使いづらい場所に持ち歩いて使うなら、余裕のある32GBをおすすめします。読む対象が主にコミックである場合のみ、予算に余裕があれば選ぶという程度で考えておくとよいでしょう。

コミックは1冊50~100MBの容量があるため、十数冊ダウンロードすると約1GBを占有します。これはコミック10冊をダウンロードした状態

(7)「広告ありモデル」は選ぶべき?

今回紹介している各モデルには、広告が表示される代わりに本体価格が安く設定された「広告ありモデル」が用意されています。これらモデルのバナー広告はホーム画面でつねに表示されたままになり、利用できる画面サイズが実質的に制限されるため、個人的にはあまりおすすめしません。

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 ただ、スマホ向けのマンガアプリのように、1話ごとに全画面広告が挿入されたり、読書中にずっと画面の下部にバナーが出たままといった目障りな表示方法ではありませんので、ホーム画面が多少息苦しくなるのを許容できるのならば、コスト優先で広告ありモデルを選ぶのも、決して悪い選択肢ではありません。

広告ありモデル(左)は下部にバナーがあるためホーム画面の天地が圧迫されます。ちなみに広告ありモデルの購入後にバナーを非表示にする方法はありません

(8)「無料4G」は必要なのか?

「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」には、Wi-Fiモデルのほかに、無料4Gを搭載したモデルが用意されています。4Gがあれば、Wi-Fiがないところでもネットに接続し、既読位置を同期したり、また本のダウンロードが行えるので便利です。これら通信費用も本体価格に含まれており、追加出費が不要なのは実に太っ腹です。

 ただしこの4G接続でダウンロードできるのは、あくまでテキスト本に限られ、容量が大きいコミックのダウンロードには使えません。無料4Gモデルは通常のWi-Fiモデルとの価格差はかなりあるほか、スマホを持っていれば外出先でテザリングを使ってネットにつなぐ方法もありますので、こちらも予算次第、使い方次第と言えそうです。

コミックは無料4G(上記画像では3G接続と表記)でのダウンロードには対応しません