徹底した換気、セルフサービスの禁止
――店の感染対策のうち換気についてはどのように?
店主:まず、換気が大切です。お店の換気扇以外に各席の近くに新たに3カ所換気口を設けて、扇風機を2台常時稼働しています。入口は常時開けたままにして、窓は3カ所すべて開けています。
――手指の消毒について、一番気を付けていることは?
店主:どこのお店でもアルコール消毒はできると思いますが、うちでは、お金のやり取りが危険だと思い、先払いにしています。注文を受けて、先払いしてもらい、お釣りのやり取りが終わってから、お客さんの手に消毒液を噴霧しています。
――セルフサービスの禁止とありますがどういうことですか?
店主:水や注文品は店スタッフからお客さんにお渡しするようにしています。布巾(ウェス)などによるふき取りも店側で行う様にしています。不特定多数のひとが触らないようにするためです。
「実は心が折れかけた時期もありました」
――複数のお客さんが同時に入ってきた場合は?
店主:出来るだけ離れて座ってもらうように誘導しています。対面での食事はやめてもらうとか、食べていないときはマスクをしてもらうとか、食べ終わった方には早めに退室いただくとかです。お客さんもよくわかっていらっしゃって、大変助かります。
――最後にお客さんにメッセージはありますか?
店主:コロナ対策は緩めることなく、終息するまで続けていきます。実は心が折れかけた時期もありました。店をやめたほうがいいのではないか? と自問自答した時もありました。お客様にポロっと弱音を吐いたら、「やめないで続けて欲しい」と勇気づけられた事もあります。だからこそ、これからも地道に味を守って続けていきます。よろしくお願いします。