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2020/10/23

genre : ライフ, , 歴史, 社会

「MILK POT」は、隣の大きな時計のついた建物とつながっている。この一帯は「清里フェステ」と呼ばれていたようで、「ポッポ清里」などのお土産店やレストランが連なる複合施設だったようだ。

ポッポ清里

 イラストの雰囲気をみると、80年代でも少し古めだったのではないだろうか。

「フェステ清里」は、線路に接しており、傍らを電車が走るという素敵なロケーションとなっている。

踏切 電車

「GALからBAL(おばさん)まで」賑わっていた大型商業施設

 フェステ清里の向かい側には、「ワンハッピープラザ」という大型商業施設があった。本稿第1回でも触れた週刊明星1988年7月21日の記事によると「駅の隣に広がる、乙女心をくすぐるファンシー空間。GALからBAL(おばさん)まで、あらゆる人たちで賑わっています」とのこと。「BAL」…初めて目にする呼称だが、かつてはそんな人たちも訪れていたのだろう。

 

 少し前までは中まで入れたようだが、現在は鉄板やネットで囲まれている。

 危険なので閉鎖されてしまったのかと思ったが、現在はなんと「CTE」(COMBAT TRAINING CENTER)という、サバイバルゲーム施設になっている。跡地をそのまま利用して、撃ち合うのは臨場感がありそうだ。

 向かいの「ポッポ」の入り口あたりにBB弾が散乱していたのは、この施設を利用したサバゲー客の仕業だろう。

 

 この日は「CTE」も営業していなかった。ゾンビ化した「BAL」に扮してサバゲーしたら楽しそう。

 

 ワンハッピープラザの中央には「アゼリアの塔」という時計台オブジェがあり、覗いてみると現存しているようだ。

「Green Prak」という看板の「グリーンパーク」

 そのまま道を引き返していくと、「MILK POT」の向かいあたりに、緑色をした、ヨーロッパ風の見事な建築物がある。

 

 建物だけなら、一流テーマパークにあっても遜色ないレベル。

 

 外壁が剥がれ落ちてくるせいか、周囲には「頭上注意」の看板が。

 この施設は「グリーンパーク」と呼ばれているが、看板には「Green Prak」と表記されている。どこでどう間違えたのか、それとも「Prak」が正式名称なのか。さらにこの建物の地下には「ミルクポット」というカタカナ表記のお店があり、向かいの「MILK POT」との関連性も謎だ。姉妹店なのか、元祖と本家で争っていたのか…。いまはどちらも沈黙している。

ミルクポット

 若者から「ファンシーショップって?」と聞かれても、誰もハッキリ答えられない。