後輩ジャニタレが真似る“キムタクスタイル”
「ジャニーズタレントに多い毛先を遊ばせたロン毛スタイルは木村さんが元祖。King&Princeも競うようにロレックスのデイトナを付けていますし、木村さんの歌まねが得意なA.B.C-Z河合郁人(33)も『キムタクのコピー?』と思うような私服で現場入りすることがあります。
中でもKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔くん(33)は、木村さんの一挙手一投足を目標にしていて、木村さんに頼み込んで私服をもらっているようです。そのかいあってか、藤ヶ谷くんは木村さんが1998年に殿堂入りしたベストジーニストに、2016年に殿堂入りを果たしました。
今でこそデニムはオシャレなアイテムですが、木村さんが1994年にベストジーニストに選ばれるまでは少しダサい存在だったんですよ。ファッションアイテムとして蘇らせたのは木村さんなんです」(女性誌記者)
来年3月いっぱいで退所が決まっているTOKIOの長瀬智也もラジオ『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)にゲスト出演した際に「数少ない、かっこいいところを教えてくれる先輩でした」とエールを送っている。
「1990年代からスタイリストを務めた野口強氏の影響もありますが、木村さん自身もファッション業界との繋がりは深く、自らセンスを磨いていた。毎年末にファッション業界の重鎮が開催する餅つき大会があるのですが、木村さんは毎年訪れています。去年も関係者に交じって餅を食べていましたよ。若い頃に仕事をしたフォトグラファーが個展を開くときには必ず花を贈っていますし、ファッション業界に対しても義理堅い」(ファッション誌編集者)
「『木村さんに出世させてもらった』という業界関係者も少なくありません」
仕事仲間や後輩への目配りを欠かさなかったことも、“裏切り者”と呼ばれた後にも仕事が絶えなかった理由のひとつだろう。
「業界には『木村さんにお世話になった』と思っている人や、『いつか木村さんと仕事がしたい』と考えている若手スタッフも多い。フジテレビの亀山千広元社長も、『あすなろ白書』『若者のすべて』の時にプロデュ―サーとして木村と仕事をして、満を持して『ロングバケーション』の主役に起用した。亀山元社長のように『木村さんに出世させてもらった』という業界関係者も少なくありません。木村さんと仕事をしてきた人たちは、今やテレビ局でも雑誌、新聞でも出世して要職に就いています」(他のテレビ局関係者)