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「映画って置いてけぼりが楽しい!」 ロンブー・淳を興奮させた、“AIが絶対にオススメしない作品”

 地上波、YouTube、Netflix他、数えきれないプラットフォームがコンテンツを発信している今、見るべきものは何か。ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、時代を席巻するクリエイター達から面白いコンテンツを聞くテレビ番組「田村淳のコンテンツHolic」より、その一部を紹介する。ゲストは、映画界の若き異端児、映画監督・小林勇貴。バイオレンス映画の新星が語る「オススメしない映画体験」とは。(全2回の2回目。前編から続く)

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小林 SHIBUYA TSUTAYA 渋谷フィルムコレクションにある中の「オススメしない映画」ですが、作品名がその名も「魔 デビルズ・オーメン」!

 魔のあとに、デビルをすぐ持ってきている……内容が想像できない。ホラーかな?

小林 これまた無茶苦茶で、唖然とする映画でして、冒頭は健全なムエタイシーンから始まります。でも、「あ、そういう話なんだ」と思っていると、気が付いたら悪い僧侶と良い坊さんが、暗闇の中で魔術の一大バトルを繰り広げてるんです。

 あ、もうわかんないす、置いてけぼりですね(笑)。

「魔 デビルズ・オーメン」を見る二人 ©MBS

 置いてくな、どんどん! でも、好きかもしんないです。

小林 ハハハ、本当ですか?

 “置いていかれてもいいんだ”っていう価値観を初めて今日知ったんで、その目線だったら全然嫌じゃない。

小林 追いつける要素がないですよね。当時見たお客さんはちゃんと劇場で暴れたんですかね? 「ふざけんな」って。

 ハハハ。

小林 脚本の打ち合わせが想像できないですよね。

 でも、チームが一丸となって出来上がってる。