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懸念されていた「酒」と「女」の問題

 その後もバラエティ番組に出演するなど、脚光を浴び続けた。

 だがその中で懸念する向きもあった。

 ある実業団チームの関係者が当時を語る。

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「もともと酒好きではあったのですが、テレビに出たり、マスコミに注目される中、遊び方も派手になっていきました。有名になると、変な人も近寄ってくるじゃないですか。そういう人たちとの付き合いでそうなったように思います」

©AFLO

 もう一つ、噂されていたのが「女好き」なこと。「キャバクラとかも好きだったし、女性関係も以前からいろいろあったと聞いています」(前出・実業団チーム関係者)。

 2005年に宮崎は結婚していたが、一緒に出たテレビ番組で、その遊び具合を夫人に暴露されたこともあった。夫人とは5年前から別居、その後は他の女性たちと交際してきたと言われる。

宮崎との同棲が報じられた深瀬菜月 本人インスタグラムより

 それでも日本代表として活躍。第一人者として牽引してきた。

 だが、そのまま順調ではいられなかった。先のスポーツ紙記者が言う。

「さすがに30代後半にさしかかり、プレーのスピードや切れも落ちてきました。所属チームでの出場機会も減ってきていましたし、昨年1月の世界選手権を最後に、日本代表からも外れました。暗い表情を浮かべることも少なくありませんでした」

 だが、ここへきて復活を期していたという。というのも、目の前に大きな夢が控えていたからだ。

「2004年のアテネから2016年のリオデジャネイロまで4大会の五輪予選を宮崎選手は戦ってきましたが、日本は出場するに至らなかった。でも2020年の東京五輪は開催国として出場権があります。今まで出たことのない五輪に出るチャンスなわけです。日本代表に復帰するためにも試合でアピールしなければいけないので、出場機会を求めて昨春、大崎電気を退団し日体大に再入学しました」(同前)