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コロナ禍の中で競技にも影響が

 だが今年に入り、新型コロナウイルス感染が拡大。大学リーグも中止になるなど影響を免れなかった。

「アピールする時間もどんどんなくなり、本人も滅入っているときがあるように聞きました。その分、遊びで発散するというか、飲み方も荒れてきたと聞きます」(同前)

©文藝春秋

 先の実業団関係者もどこか同情的だ。

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「遊び人だった一面があるのは否定できないし、女性関係も、たしかにどうかと思うところはあります。奥さんも、家族もあるわけですから。ただ、競技の部分で思うようにいかなかった悩みはあったでしょう。なによりも、彼がハンドボールに大きな貢献をした事実は消えません。ハンドボールへの思いも失っていなかったと思います。だからなおさら残念なのですが」

 それでも暴行容疑で逮捕された事実は消えない。

「瀬戸選手がどうなったのか見ていなかったのか」

 ある日本ハンドボール協会の関係者は言う。

「彼の功績が大きいのは認めます。だからこそ、もっと自分の行動を考えてほしかったし、何かあったときの反応の大きさも自覚しておいてほしかった。先日、競泳の瀬戸大也選手が週刊誌で書かれてどうなったのかを見ていなかったのか。ハンドボールだけじゃない、他の競技の知り合いからも『なんでまた』と連絡が来ています。スポーツ界全体の問題になりかねない。それはともかく、東京五輪の代表を、もっと真剣に目指していれば、酒におぼれるようなことはしなかっただろうに」

不倫問題で大きな影響を受けた競泳の瀬戸大也 ©JMPA

 第一人者が起こした行動は、宮崎自身にとどまらず、ハンドボール界、スポーツ界に衝撃を与えている。