「お気持ち」文書発表はなぜこのタイミングだったのか
11月13日に眞子さまが文書で出した「お気持ち」も、強い思いにあふれていました。
2018年に結婚延期を公表したのも突然でしたが、今回も前触れなく、15時半の皇嗣職大夫という直属の側近幹部の会見で、「お気持ち」文書を出しました。延期は「2020年まで」としていましたから、今年中に何らかのアクションがあるだろうとみていましたが、何も動きがないまま時間が経過。11月半ばにようやく公表されました。
なぜこのタイミングだったかといえば、秋篠宮さまの誕生日が11月30日で、その記者会見が20日に設定されていたためです。記者会見では眞子さまの結婚についての質問が出るし、秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で「何らかの発表が必要」と断言していましたから、何もアクションがなければ父親に批判が集中しかねない。立皇嗣の礼が11月8日に終わり、20日までの期間しか、眞子さまが所感をだすタイミングがなかったわけです。眞子さまの用意した文書は事前に上皇ご夫妻、両陛下、秋篠宮ご夫妻、宮内庁幹部らにまわりましたが、異論や指摘はでなかったそうです。というより、眞子さまの思いあふれる内容に、何も言えない、というのが本音のようです。
「お気持ち」文書は事実上の結婚宣言
「お気持ち」文書で、眞子さまが最も言いたかったのが「結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたい」という部分。まわりくどい表現をしていますが、ご一家と親しい人物は、「事実上の結婚宣言です」とうちあけます。その後の段落に、両陛下や上皇ご夫妻が「私の気持ちを尊重」し、静かに見守ってくれていると記載しました。自分たちの結婚に賛同してくれていることを強調することで、反対や慎重意見を言いにくい状況になっているわけです。
「お互いこそが幸せな時も、不幸な時も寄り添い合えるかけがえのない存在」、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」。そこまで言わなくても、というほど、自身の気持ちも赤裸々に記されました。これには、2人の結婚に好意的だった人たちからも反感の声があがったほどです。