Q 池上さん、朝鮮半島の近現代史を学び直したいです。

 北朝鮮のニュースを見るたびに、朝鮮半島の近現代史を学び直したいという思いにかられます。ニュースを見るだけではなかなか深く理解ができず、報道陣や国会議員もあまり知らないでここまで来ているのではないかなと思っております。朝鮮半島の現代史を学ぶ上でのポイント、参考文献などありましたら教えてください。(60代以上・男性・無職)

©共同通信社

A これは手前味噌になってしまいますが、拙著の『そうだったのか!朝鮮半島』(ホーム社発行・集英社発売)があります。

 2014年の発売ですが、第二次世界大戦後に朝鮮半島に2つの国家が誕生し、朝鮮戦争を経て、2つの国が、時に交叉しながら刻んだ歴史を概説しています。

 まずは、この本で概略を把握した上で、それぞれのテーマの本に進んでいってください。

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 また、北朝鮮が、どうして悲惨な状態になったかを日本国内で初めて明らかにした書物としては、金 元祚『凍土の共和国―北朝鮮幻滅紀行』(亜紀書房)があります。

そうだったのか! 朝鮮半島

池上 彰(著)

ホーム社
2014年11月26日 発売

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凍土の共和国―北朝鮮幻滅紀行

金 元祚(著)

亜紀書房
2008年2月23日 発売

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