良く分からないうちに解散総選挙があるらしいです。いやー、大変ですね。いろんな物事が大混乱の状況でどさくさに紛れて「そうだ 選挙、やろう。」というのはいつ聞いても胸が踊ります。先日、都知事の小池百合子女史もインタビューで「(この解散の)大義が分からない」とか言ってましたがお前が言うな。

小池都知事 ©三宅史郎/文藝春秋

相変わらず「人柄を信用できない」が不支持の理由のトップの安倍ちゃん

 で、安倍政権の支持率はと言うと各メディアの結果は軒並み回復してNHKも支持する44%、支持しない36%。おやまあ。これはもうだめかと思いましたら、持ち直してしまいました。さすが、豪運の安倍晋三首相であります。先日も文春で安倍首相の人柄がいかに支持されていないかを書きましたが、支持率は回復しても相変わらず首相の「人柄を信用できない」が不支持理由の不動のトップにあります。困ったものです。私の身の回りにもとにかく「安倍晋三が嫌い」という人がおるもので、もはや生理的なものなんじゃないかというぐらい嫌われております、安倍ちゃん。

 それでも、各社「もしも解散総選挙が本当にあったら」ということで調査方がにわかに色めき立つわけですけど、細野豪志さんや長島昭久さん、岸本周平さんら、もし民進党が連立政権でも立てようものなら大臣になりそうなレベルの人々が離脱しているにも関わらず意外に善戦するんじゃないかという見通しが出てきてビックリであります。

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民進党代表は関羽と張飛と趙雲がいない劉備みたいな人

 その民進党を引っ張る事になったのは名前を間違えられるのがデフォルトの人、前なんとか誠司さんです。本名をうっかり書くと呪われるようなので、語源のリンクだけ貼っておきます。

前なんとかさん(アンサイクロペディア)

前なんとかさん ©杉山秀樹/文藝春秋

 私の個人的な印象でいうと、民進党新代表の前澤誠司さんは関羽と張飛と趙雲がいない劉備みたいな人で、良い提言もするし民衆からの人気も高いんだけど大事な戦にコロコロ負けたり、自信をもって進めていることが裏目に出て酷いことになる運のない人、というイメージです。能力的にも高いはずなのに、なぜ戦争に勝てないんだろうという。負け戦かもしれないところで大将に担ぎ上げられやすい悲運というか、何かの呪いでもかけられているんじゃないかとすら感じます。