小学校のころはよく外で走り回っていました。低学年のうちに、高学年で習う漢字を知っていました。ゲームの攻略本を読むのに調べたと言っていました。国語だけ、成績がよかったです。クリスマスや誕生日にも新しいゲームソフトを買ってあげました。
中学に入ると、ゲームの時間が守れなくなりました。しかし、注意をすると、最終的には言うことを聞いていました。野球部に入りましたが、1年でやめました。大人しいので個人競技が、向いていたと思います。このころ、学習塾へ行きましたが、1年も経たずに行かないようになり、やめてしまいます。
中3になると、成績は中の上。しかし、もともと勉強好きではないので、塾をやめると、成績は下位になりました。仲の良い子とはクラス分けで別々になり、この頃から、「学校へ行きたくない」「気が強い人ばかりなので合わない」と話し、不登校になりました。食事のとき以外は部屋に閉じこもるようになりました。必要最低限の会話のみになりました。
高校受験は、大学を目指してもらいたかったのですが、少しでも就職に有利な学校へ行きました。家では、学校のことを話さなくなりました。高校ではクラブ活動に入ってないと思いますが、刑事さんから「柔道部に入っていなかったか?」と聞かれました。柔道着を持ち帰って来たことは記憶しています。体育で必要だったと思っていました。
このころ、「高校はレベルが低い」「クラスメイトがだらだらしているからつまらない」といい、楽しい学校生活ではないようで、休みや遅刻が多くなってきていました。
家にいるときはゲームをしていました。部屋は散らかっていました。ゲームの時間制限と部屋の掃除を約束したのですが、約束が守れないので、何度も注意しました。すると、「今するところだったのに、やる気がなくなった」と言い、人からの干渉を嫌っていました。
何度も言っても言うことを聞かないと、夫が注意していましたが、言ってもゲームをやめないことがありました。そんなときは、ブレーカーを落とし、ゲームをやめさせました。隆浩は、部屋の壁に穴をあけるほど、激昂しました。夫とは会話がなくなっていきました。ただ、いつか親の言っていることをわかってもらいたいとは思っていました。