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東大OBは卒業後、将棋を続ける?

――今、トップアマとして全国大会で活躍している方には、立命館大OBの方が多いようですが、東大OBは卒業後、将棋を続ける方は少ないのでしょうか。

藤岡 すっぱり将棋をやめるわけではなくても、仕事が忙しくて将棋をする時間が取れなくなる方が多いですね。少ないですが、一般大会に出続けて活躍される方もいます。

天野倉 自分も卒業後、本格的に将棋をするのは厳しいかもしれないと思っています。

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――四日市で開催される王座戦に向かうとき、青春18きっぷで行く方が多いのでしょうか。

天野倉 大学生はお金がないので、確かにそういう方もいますし、他大学もそうですね。ただ、昨年は自分は学生王将戦と王座戦と5日間続けて大会だったので、行きの道中疲れてはいけないと思い、同じく王将戦に出る藤岡さんと吉川と新幹線を使いました。

プロ公式戦に出ると、対局料がもらえる?

――皆さん、どんなアルバイトをしていますか。

天野倉 塾講師です。部員でも比較的多いアルバイトです。

藤岡 塾の個別指導です。

伊藤 コンサルタントの会社で調査のアシスタント。それから将棋教室で教えています。将棋教室は東大将棋部の先輩の紹介です。

――プロ公式戦に出ると、対局料がもらえるのでしょうか?

天野倉 現金ではなく、商品券でいただきました。服を買いました。

 

――OBの方とはどんな関わりがありますか?

天野倉 合宿には1日、OBと現役の交流があります。アマ強豪のOBの方の計らいで、毎年王座戦の前に「爆研」という研究会もやっています。そのOBの人脈で東大に限らず、アマ強豪を14人集めてくださり、王座戦のメンバー14人と対決する形で1日3局指します。例年、負け越しだったのですが、昨年は指し分けでした。

 OBの方々には、いつも熱心に応援していただいています。

 

写真=末永裕樹/文藝春秋

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