ZOOとEXILEの決定的な違いとは
―――改めてZOOとEXILEの違いはなんでしょうか。
NAOYA 決めごとをきっちりやるか、やらないか。商売として考えたら安定した同じ品質のものを常に供給できる方が売り物としてはいいし、HIROたちはそれが出来ている。そういった技術も実力ですよね。ZOOはムラがあるというか、一人ひとりの個性も強いし枠の中に納まりきれるチームではなかったですね。
今でもZOOというグループの名前は本当に合っていたと思います。ZOOの「動物園」が終わって、HIROたちは「ディズニーランド」になったんですよ。万人から受け入れられるものをしっかり計算して作り込み、きちんと演じる。ここの舞台ではここでアクションを起こそうとか、このタイミングで次に動こうとか、綿密に計算してお客さんを喜ばせていると思います。
僕はそういうのが苦手だから、サファリパークの動物、とにかく勝手にウロウロしてるし、機嫌が悪ければ人前に出ないよと。場合によっては襲うかもよ、みたいなね(笑)。
テレビ出演したけれど……
―――元メンバーの方たちとは連絡とっていますか?
NAOYA 同じシーンにいたし、自分から直接連絡をとらなくてもメンバーの様子は耳に入ってきますよ。今日はSATSUKIの誕生日だとか、今誰々がこんなことやってるとか。HIROもEXILEの「Choo Choo TRAIN」が売れるくらいまでは直接連絡をとっていましたが、今はお互いスタイルも違うし、僕から連絡して迷惑をかけてもいけないので見守っている感じですね。
―――残念ながらメンバーで逮捕された方もいますが、1995年のZOOの解散から20年後、2015年にかなり久々のテレビ出演された3日後でしたよね。
NAOYA びっくりしましたよね。このタイミングかって。僕もね、今KIDS向けのダンススクールを経営していますが、生徒たちが「あの先生はね、昔、踊ってたって言うけど私は見たことないよ」と。「お母さんたちはよく知ってるし、親たちは凄い凄いって言うけれど、私たちはみんな見たことないね、教室に来るただのおじさんじゃないか」ということじゃないですか。それなら1回くらいはテレビに出て、生徒たちに見せられればいいな、ぐらいの気持ちで出させてもらいましたが、テレビ出演から3日後にそんなことになって封印されちゃいましたね(笑)。