親には3カ月くらい絶縁されました
――“先”とは?
「当時思い描いていたのは、『自分の買いたい物を躊躇なく買える』、とかそんな程度の浅はかなことです(笑)。ただ、華やかに生きたいという気持ちが20代前半の時は強かったかもしれないですね」
――以前、テレビ番組で「デビュー作のギャラは世田谷区の2LDKの中古マンションが買える金額」だったと明かされていますよね。今も華やかに生きたい気持ち変わらないですか?
「維持はしたいですね。住んでいる家(の家賃)も、多分地元の名古屋に住んでいた時に比べたら10倍くらいになったのかな……数字の計算が苦手なので、正確にはわからないですけど(笑)」
――ご両親にはデビューは反対されましたか?
「めちゃくちゃ反対されました。反対どころか、3カ月くらい絶縁されました。今は全然そんなことないですよ。AVのお仕事に全面的に賛成してくれてるわけじゃないですが、Instagramだけはフォローして見てくれてるらしくて。『自分なりに生きてれば、いいんじゃない?』って言ってくれています」
アイドルをプロデュースしたい。もちろん「恋愛は禁止」です(笑)
――AV女優の卒業を考えたことはありますか?
「辞めるとかは全然考えてないですね。私は元々30歳くらいまではAVを続けようかなと漠然と思っていたんです。今は27歳で、30になるまではまだ2年半ありますし。デビュー当時は『やるんだったらちゃんとやる』程度に思っていたこのお仕事も、今は自分のなかですごく大切にしたいものの一つになっています」
――AVの仕事以外でいま新しく始めたいものはありますか?
「私は小学校低学年の頃からのアイドルオタクなので、自分自身でアイドルのプロデュースはしてみたいなと思っています。自分でアイドルを作ってみたい。自分が表に出ることはもうしないけど、裏方としてアイドルに関わってみたい気持ちはありますね」
――その場合、「恋愛は禁止」でしょうか?
「いろいろと男性問題でトラブルを起こした私があんまり口出しできない気もしますが、もし本当にアイドルをプロデュースするなら、恋愛は禁止にするかもしれないです。一応表面上はバレないようにしてくださいって(笑)」
――説得力のある言葉ですね。どういうアイドルを育てたいですか。
「やっぱり、アイドルたるもの男性の影をチラつかせてはいけない。あとは最初から最後までアイドルの自分を走り切る覚悟とか。そういうところは基本だなって思ってます。
私はずっとBerryz工房のももち(嗣永桃子)が好きだったんです。ももちはすごいんですよ。ファンの前でアイドルじゃない自分を絶対に見せない。プロ意識がすごい高いんです。私はもう絶対無理ですね(笑)。私はアイドルになるよりも、アイドルを応援してるのが一番良かったかなと思います」