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メンバー同士の連携プレーで女性を騙す

■「一緒に努力するって素敵だよね」

「彼氏彼女がお互い束縛すると、成長が止まる。俺は基本的に彼女を束縛しないんだよね。だから、彼女がほかの男に奪われないか不安やねんよ。でもここで、相手を縛り付けずに、その子にとって理想の男になるために何かしら努力するねんよ。何かしらの努力をしたら、その人なりに成長するよね。そしたら、相手も『最近彼氏がなんかいい男になってきたし、私もフラれないように頑張ろう』って努力していくと思うんだよね。束縛しあうカップルって、時間だけ流れて成長が止まる。そのあと別れても、次に新しくできる恋人はレベルが一緒か、それ以下の人しか寄ってこないと思うねんよ。お互い成長できる恋愛の方がいいと思うし、相手のことを想って努力して成長できるって素敵なことやと思うな」

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 マニュアルには、女性が「メンバーの顔を立てる」に至るやり取りも、数ページにわたって具体的に書かれていた。ターゲットの“色カノ”と、担当のメンバー、そして別のメンバーが登場する想定である。印象的だったのは、絶妙な連携プレーが“型”として決められている点だった。

■「ケンカ」

「俺の感情だけで仕事放棄するわけにいかないのは分かるでしょ?彼女でもない人ですら、バーでお金使ってくれたり、仕事頑張ってくれてるのに、彼女であるお前は俺の仕事の批判しかしないっていうのは、彼女だからどうこう言う前に人としてどうなの?せめてお前が仕事で頑張ってくれたり、売り上げ面で支えてくれるなら言われても仕方がないし、上司にも相談できるけど、今の状態じゃ、話すらできん。言いたいことも気持ちもわかるけど」

 ケンカをしているメンバーと“色カノ”。そこに別のメンバーが、第三者のように寄り添ってくる。

■「一緒に彼を応援しよう」

「(『明智光秀の奥さんは、自らが恥をかいてでも旦那の顔を立てていて、当時、一夫多妻制の文化の中でも、光秀はその妻だけを愛して、側室を取らなかった』というエピソードを語ったあと)俺、この話すごくいいなと思ってて、要は『女は男に尽くして、男は女への感謝を忘れない』それだけで恋愛関係はうまくいくと思うんだよね。いろいろと思うところはあるかもしれないけど、考えたらキリないし、まずはオーソドックスに男の顔を立てるとこから始めたらどうかな。その気持ちを女性が忘れたらあかんと思うし頑張ろうよ。男って案外、情にもろいから、それだけ尽くしてくれる子を捨てられないからね。いろいろ悩んだら俺に相談して。俺もあいつがかっこいい男になるようサポートするし、一緒に彼を応援しよう」

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