さらに、少しでも相手の興味について知識を持っているなら、どんなに些細でも、それを差し込みましょう。ますます“共感”を高めることができます。
「あっ、それはテレビで少しみたけれど、面白かったです! まっ黒で小さい、フワフワした妖怪が、家の中にたくさんいるんですよね。かわいかったな(笑)」
自分の言葉に同調し、しかも好意的な意見を言ってくれている——。女性は大きな満足感を覚えると共に、あなたへの好感も抱くようになります。
婚活市場で出会う人は、“自信を失っている人”
ところで、私がここまで「一番大事なのは“共感”することだ」と言い続けるのには、理由があります。
第一に、自分の意見に反対されて不快感を覚える人はいても、“共感”されて嫌だと思う人は少ないからです。まずは女性に気持ちよく話してもらうこと。「この人とはお喋りしているだけでも楽しいな」と思ってもらうことが、大切なのです。
第二に、婚活市場にいる人たちは、男性も女性も自分に自信をなくしているからです。
婚活市場にいると、思うような人に出会えず時間だけが過ぎて行ったり、出会えても“真剣交際”まで行き着けなかったり、失敗が続いて自信を喪失してしまうことがあります。
また、周りの友達や同僚が“次々と”結婚していく中で、自分だけが“なかなか”結婚できないことへのコンプレックスもあるのです。
いつの間にか、友人から来る年賀状はみんな、家族の笑顔が溢れる幸せな写真プリントになっていた。ふと気づけば、会社の同期のグループLINEのアイコンは、みんな子どもの写真になっていた。
学生時代、自分よりモテないと思っていた友人ですら結婚して父親や母親になっていくのに、未だ自分はお一人様のまま、婚活市場でもがいているのです。