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「女子の力が必要だ!」ってことになって声をかけたんです

――テレビで見ててもいい感じのふたりでしたけど、そもそもどういうきっかけで組むことになったんですか?

木多 うちの高校のクイズ研究部はおととしの2015年にサークルとしてはじまって、去年、部になって部活扱いになったんです。僕はサークル発足当初からの初期メンバーです。

中島 それで私が木多くんに誘われてサークルに入って、2015年の高校生クイズに一緒に参加したのがペアを組んだはじまりです。

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ピンポーン「髪結いの亭主」。ピンポーン「ブロック紙」。早押し問題練習するクイズ研究部のみなさん

――なんで木多くんは中島さんを誘ったんですか?

木多 先輩に言われたからです(笑)。サークルとして高校生クイズを目指すことになったときに、まずは女子を確保したほうがいいって話になったんです。高校生クイズって「女子問題」が多く出るんですよ。

――女子問題?

中島 アイドル関連だったり、ファッションとかメイク系の話題だったり、流行りもののスイーツのことだったり、どちらかというと女子向けのクイズが出やすい傾向にあるんです、高校生クイズって。

木多 なので「女子の力が必要だ!」ってことになって、僕と同じ学年で一番頭のよさそうな女子を先輩がリサーチしてきて、声かけてこいって言われて……。

中島 あはは。あのときは何の用件かも言われずただ「先輩が呼んでるから、ちょっと放課後来て」って言われて、私何もしてないのに、しめられるのかなって怖かった(笑)。

高3で引退したお二人にも特別に部活練習に参加してもらった

――中島さんに初めて話しかけたのがその時?

木多 そうですね。基本的に女子に話しかけたりしないんで。

――じゃあ、緊張して……。

木多 というか、すごい嫌でした、声かけるの。

中島 いやって(笑)。

木多 僕は仲のいい先輩と大会に出たかったんですけど、結局サークルの中で僕だけ余っちゃって、中島さんと組むことになったんです。

 

――って言ってますけど、中島さんはクイズに興味あったんですか?

中島 ほとんどテレビを見ない生活をしていたので高校生クイズさえ知らなかったんです。でも、誘われたし、なんか面白そうだしと思って興味本位でサークルに入ってみたんです。私はもともと日本拳法部に入っていたんですけど、部活は坂を上がったところにある体育館でやるので、雨の日とかちょっと疲れてる日には、近くの教室でやってる楽なクイズのほうに出てました。