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アーティゾン美術館で触れる“時代精神” 20世紀以降の世界の美術を理解できる壮観なコレクション

アート・ジャーナル

2021/02/20

 美術館の主たる役割はみっつある。美術作品の収集、保存、展示だ。

 広く人の目に触れる「展示」の部分ばかり強調されがちだけど、アートを見出して集め保護し、価値付けながら次代へ伝えていく「収集」「保存」の機能だって、同じだけ重要なのである。

 

 東京駅至近のアーティゾン美術館を運営する石橋財団は、1956年の設立以来、収集、保存、展示の役割を着々と継続。いまや日本有数のコレクションを形成するに至った。

 もともとは印象派や日本近代洋画などを核にコレクションがかたちづくられていき、近年では加えて、20世紀初頭から現代にかけての美術や、日本の近世美術などにも注力している。

 

 それら最近の新収蔵作品や代表的なコレクションを、一挙に観てもらおうという展示が始まった。「STEPS AHEAD:Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」だ。