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千葉ホワイト餃子、山形赤湯ラーメン、福島フラミンゴのいるレストラン…「ローカル外食チェーン」各県ベスト1決定《東日本編》

2021/03/06

genre : ライフ, グルメ,

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宮城県「半田屋」(定食)

宮城県「半田屋」中田店(1号店)。24時間営業だ ©BUBBLE-B
宮城県「半田屋」。セルフでおかずを取ってレンチンするシステムは、まさに大衆食堂。それにしても安い  ©BUBBLE-B
宮城県「半田屋」のおかずの数々。豚汁の具の多さも最高だ ©BUBBLE-B

「仙台で推したいローカルチェーンは、大衆食堂『半田屋』。その名の通り大衆食堂で、食べたいおかずを手に取ってレンチンして暖めるという昔ながらのスタイル。とにかく全てのおかずが激安で素晴らしい。この麻婆豆腐だって126円、おそらく日本一安い麻婆豆腐に違いない。ご飯はちょい盛・ミニ・並・小・中とあり、ミニが世間的にはやや大盛りくらいというおかしなサイズ感なのも半田屋の特徴だ。最大サイズの中はどんぶりサイズに山盛りで、どこが中やねんという量になる。大が存在しないのは、人知を超えた概念のサイズになるためだ」

秋田県「末廣ラーメン本舗」(ラーメン)

秋田県「末廣ラーメン本舗」秋田山王本店。レトロな看板に食欲をそそられる ©BUBBLE-B
秋田県「末廣ラーメン本舗」の「末廣中華そば」と「ヤキメシ」。ダークブラウンなこの色、京都のどこかで見たような… ©BUBBLE-B

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「秋田の名物といえば『きりたんぽ』と『いぶりがっこ』を思い出すが、そのどちらとも関係なさそうなラーメン店、末廣ラーメンをご紹介。ここ、京都の老舗である新福菜館から暖簾分けをしたラーメン店で、新福菜館の特徴である焦げ茶色のスープと焦げ茶色のヤキメシという伝統が秋田の地でもしっかりと受け継がれているのである。東北人の舌の好みに合わせたというその味は新福菜館よりも若干マイルドだが、舌に飛び込んでくる旨味は新福菜館にはないもので、京都人にこそ一度味わってもらいたい店だ」