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「一人暮らしの家でガリガリに」「鬱でSNSをアラビア文字に…」 現役大学生が綴るコロナ禍1年間の現実

2021/02/27

 筆者(20歳・女性)は都内にある某私大の現役大学2年生。北陸地方にある実家から上京して約2年、4月からは3年生になる予定だ。

 さて、新型コロナウィルスが猛威を振るうなか、人々が自粛生活を余儀なくされて1年ほどが経過しようとしている。

 家に籠もりきりでストレスが溜まる、鬱状態に陥るなど心身共に悲鳴をあげている方も多く、その問題は社会問題にまで発展。筆者自身も、まわりの友人もこの1年、同じような問題に悩まされていた。

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 コロナの感染拡大は、若者が街に出歩いていることも一因だと報道されることも少なくはない。しかし、コロナへの警戒心が薄く外に出ている若者はごくごく一部だろう。大半の若者たちは、他の世代と同じように、頑張って自粛生活を送っているのではないか。

 そこで、筆者自身の体験や周囲の友人の体験から、現役大学生のリアルな声をお届けしたい。

見えづらいヤバさ…大学生の苦悩

 まず筆者がこの1年、どう過ごしてきたかお伝えしたい。

 2020年2月。大学1年生の春休みに入り、海外に興味があった筆者は、翌月の3月に約1ヶ月間、短期留学が決まっていた。当時はまだ一度目の緊急事態宣言前だったこともあり、コロナに対して警戒心はあったものの現在ほどではなく、せっかくだからと留学を決行した。

 留学中は勉強や観光で充実した毎日を過ごしていたのだが、留学先の国で突然コロナが爆発的に感染拡大。ロックダウン寸前という状況だったため、予定を繰り上げて緊急帰国することになった。

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 日本に戻り、すぐに実家に退避。帰国してから、日本でもコロナが徐々に広まりつつあることがわかった。そして4月、一度目の緊急事態宣言が発令された。

 4月から始まるはずだった大学の授業はオンライン授業に切り替わり、都内で勤務していて大好きだった飲食店でのアルバイトは、しばらく復帰できないだろうということで辞めた。

 それからはひたすらに手持無沙汰な日々。退屈との戦いが続いた。