寂しそうな「老害」に対処する3つのキラーワード
その人が会話に加わると、ほかの人も悪気があるわけではないが、それまでの盛り上がった雰囲気が一気にしぼんでしまう。「俺(私)なんて、もう時代遅れだから」や「老害にはなりたくないんだよね」が口癖である。そんな寂しそうな「老害」に対してくり出したいキラーワードは、次の3つ。
「○○さんは知識や洞察力がケタ外れだから、自分たちみたいな若輩者は何を話していいのか悩んじゃいますよね」
――自分が周囲と話が合わないことに対して、ちょうどいい言い訳を作ってあげることができる。しかも、こう言っておけば、気をつかって無理に話しかける必要もない。
「今度また、我々の知らない貴重な経験をゆっくり教えてください」
――長くなりそうな昔話が始まったときに。「今度」がいつになるかは謎だが、時間と気持ちに余裕があるときにじっくり聞いてみると、もしかしたら少しはタメになるかも。
「○○さんは老害になんてなりっこありませんよ!」
――「老害」と見られることを恐れているけど、実際は十分に「老害」っぽい人に。本当に「老害になんてなりっこない人」にも使えるが、そのへんの区別がつかないのが難。
絶対に言ってはいけないNGワード
「過去の栄光にすがるのはどうかと思いますよ」「もう○○さんの出る幕はありませんよ」
――もし言われたら、相手は二度と立ち直れなくなる。「言ってはいけない」というより、こんな残酷な言葉を言えてしまう側こそが、半端な「老害」以上に困った存在かも。
さあ、こうしたキラーワードを駆使して、さまざまな「老害」と表面上は平和な関係を築きましょう。それが毎日を穏やかな気持ちで過ごす近道。しかも「老害」と見られがちな人は、困った一面を持つと同時に、豊富な経験や知識も持ち合わせています。プライドを巧みにくすぐることで、ひょっとしたら役に立つ存在にもなってくれるかもしれません。
あなたの隣りの「老害」に、それなりの愛といちおうの尊敬を!