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Twitterで4、5年前の写真に「かっこいい」とリプライが

――たしかにゲーム性ありですね。

古川 コロナ禍の“巣篭もり”で品薄になりましたけど、去年1月の時点では普通に買えたんですよ。でも、しばらく家に置きっぱなしでしたね。

 そこからさかのぼる話になりますが、2019年の3月に僕が代表を務めるクイズ作家プロダクション「カプリティオ」で「カプリティオチャンネル」というYouTubeチャンネルを開設したんです。見てくれた方の感想や応援がTwitterに届くようになって、僕がTwitterにアップした4、5年前の写真に「この古川さん、痩せていてかっこいい」とリプライをいただきました。

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©山元茂樹/文藝春秋

 20代からずっと100キロ超なので、当然のごとく4年前も100キロは超えているんですね。ただ、アップした時に比べると5、6キロは痩せている頃の写真でした。そのときに「まだマシだった過去と、より太っている現在を比べられて、過去のほうがいいねと言われることしかない人生なんだな」と考えちゃって。

 未来に行けば行くほど褒められなくて、昔は良かったということを後から言われる。後悔しかない人生を歩むのは嫌だなと思った。これが第2の理由です。あのリプライには感謝していますね。

 ダイエットを始めたのは去年の3月で、ちょうど新型コロナの影響でガツガツやっていた仕事に余裕が出て時間が取れるようになったし、家にいなければいけなくなった。ならば放置していた『リングフィット アドベンチャー』をやってみるかって。コロナ禍という状況も、第3の理由に挙げられますね。

凝り性な部分がダイエットに結びついた

――当初は『リングフィット アドベンチャー』だけで痩せるつもりだったのですか?

古川 そうです。1日やってみたら、少し痩せて「おお~、いいね!」となって。2日目もやってみたら、さらに痩せた。

©山元茂樹/文藝春秋

 そして3日目に焼肉を食べに行ったら1日目よりも太った。「なんだ、この仕組みは。腹が立つな」と思いつつ、「たった1回の食事で一気に太るということは、食事を改善すれば2日分の運動よりも効果があるんじゃないか」とも考えたんです。

 そこで僕の凝り性な部分がダイエットに結びつき、痩せる、太るの仕組みを知りたくなって、その日から本格的に取り組みました。