まだまだ続く上白石姉妹の快進撃
上白石萌音はすでに次次期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の主演が決定しているのだが、何かと風当たりの強い朝の連続テレビ小説ヒロインに抜擢されたのも、この炎上に強い信頼感、倫理感の高さを見込まれてのことだろう。
現在主演中の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の視聴率も好調だし、先日見たネットフリックスでは過去の主演映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が日本映画の3位にランクインしていた。モデルプレスが集計した読者投票の『なりたい顔ランキング』では、白石麻衣や石原さとみと言った美の代名詞のように名が上がる常連女優たちにならび、上白石萌音が堂々9位のランクインである。
女性投票も多いこのランキングでの結果は、明らかに上白石萌音自身が同性のファンをつかみ、新しいヒロイン像を作りつつある証拠だろう。
上白石姉妹の快進撃はまだ続きそうだ。大河ドラマ『いだてん』で前畑秀子という大役を演じた上白石萌歌は、姉より10cm高い身長と凛とした声や表情が魅力的な役者で、姉の上白石萌音よりもやや現代っ子的なスタイリッシュさがある。
姉妹で面影がありながら役のタイプはかぶらず、それぞれに活躍の場が広がっている。二人が共演した山﨑賢人主演の『羊と鋼の森』は、似ているようで違う姉妹の個性がはっきりとわかるという意味でも貴重な作品だが、今後も共演の機会は増えるだろう。
姉の上白石萌音には橋本環奈とのW主演で『千と千尋の神隠し』を舞台化するという驚きのニュースも飛び込んできており、同じく小柄ながら強気で歯切れのいい橋本環奈とのWキャストには誰もが注目するだろう。
また、二人とも歌手としての活動も高い評価をえており、インスタライブで披露したスピッツの『チェリー』の姉妹デュオカバーは大きな話題になった。音楽・舞台・映像と活躍する姉妹は、東宝のすべてのジャンルで今後も大活躍をみせそうだ。