兄ウィリアム王子との関係は最悪
ヘンリー公爵は、メーガン夫人を「この女の子」と呼んだ兄ウィリアム王子と距離を置くようになり、この日のインタビューでも「今、兄との関係には空白があるが、やがて時間がすべてを解決してくれることを望んでいる」と語った。
父のチャールズ皇太子とは王室離脱を巡る交渉が行われている時は電話をかけても出てもらえなかったが、今は話すようになったという。
泣かされたのはキャサリン妃、それともメーガン夫人?
結婚式の数日前、ブライドメイドを務めるシャーロット王女のドレスについて過剰な要求をするメーガン夫人にキャサリン妃が涙をこぼしたと報道されたことについて、メーガン夫人は「ドレスについて腹を立てたのはキャサリン妃の方で、泣いたのは彼女ではなく、私です。本当に傷つきました」と反論した。
「対立はありませんでした。キャサリン妃はいい人です。彼女は謝罪したので私は許しました。これ以上、詳細に立ち入るのは公平ではありませんが、私は自分がしていないことで非難されました」「これは私の本当の個性を抹殺する始まりでした」
ウィンフリー氏は、キャサリン妃は妊娠中にアボガドを食べると「つわりを和らげるため」と英大衆紙に好意的に書かれたのに対して、メーガン夫人は「アボガドを食べることは水不足と環境破壊につながる」と叩かれたと指摘した。
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メーガン夫人が流しているのは「ワニの涙」か
ヘンリー公爵とメーガン夫人は結婚式の3日前に2人だけで婚姻の誓いを交わしたことやこの夏に生まれる第二子は「女の子」であることも明らかにした。
しかし辛辣な英大衆紙のコラムニストはメーガン夫人が流しているのは「ワニの涙」だと皮肉っている。ワニは、獲物を食べる時、あたかも犠牲になった獲物のことを嘆き悲しんでいるように涙を流すと言われている。
「ワニの涙」は偽善を意味するようになり、男をだます強欲な女の空涙という意味にも転用されるようになった。
英高級紙タイムズ電子版は3月2日、メーガン夫人が2018年にフィジーを訪問した際、公式晩餐会で着用したダイヤモンド・イヤリングは、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子から結婚式に贈られたもので、その価格は50万ポンド(約7500万円)だったと報じた。
その3週間前、在トルコ・サウジ総領事館でサウジ記者が殺害された。米情報機関は同皇太子が殺害に承認を与えたという。当時、メーガン夫人は「イヤリングは宝石商から借りた」と説明していた。これが彼女の「素顔」だとしたら……。
エリザベス女王はヘンリー公爵とメーガン夫人の結婚を認めるという寛大さの代償として、ヘンリー公爵を失い、王室の威厳と正当性を大きく傷つけてしまった。ヘンリー公爵は最悪の場合、サセックス公爵という爵位まで剥奪される恐れすらある。
「自殺願望」に苛まれたというメーガン夫人はダイアナ元妃と同じ「悲劇のヒロイン」という役柄とアメリカの同情、NetflixやSpotifyの巨額契約を手に入れた。
これを「ワニの涙」と言わずして何と言えばいいのだろう。