僕と涼真と伊藤沙莉の「関係」
――打ち上げはどんな感じだったんですか?
松尾 ほとんどのキャストが集まっていたと思いますよ。僕にしたら、みね子が働く「すずふり亭」の人たち、古舘佑太郎くん、乙女寮の面々といった“東京の人”はみんな初対面でした。
――宮本信子さんとも初対面でしたか?
松尾 はい、お初にお目にかかりました。「バスの運転、お疲れ様でした」って声をかけていただいたんですが、「いや、あの、車掌なんです」って恐縮しながらお返事しました(笑)。
――東京の人、といえば『ひよっこ』でブレイクした竹内涼真さんもいますね。
松尾 涼真は役柄と同じ、好青年で頑張り屋。自分がどこまでできるかを考えながら仕事ができる、頭のいい役者だと思います。『ラストコップ』で彼と、米屋の娘・米子役をやった伊藤沙莉(さいり)と一緒だったんですが、そこでは涼真が沙莉をイジるみたいな関係になって、仲良しです。
和久井映見さんが僕にだけしてくれること
――伊藤沙莉さんもいいキャラクターを演じてましたよね。
松尾 打ち上げで「時子のライバルとかって、マジ半端ないんですけど」って、千葉のヤンキーみたいな挨拶してました。しっかりしてるのに、なぜか普段の言葉遣いがギャルっぽくて面白い子なんですけど、役者としては天才肌だと思います。お父さん役の斉藤暁さんが「あの子は返しが早い」って舌巻いてました。
――これまで共演も多い和久井映見さんとは、今回は接点がなかったんですよね。
松尾 今回こそは恋人役になれるかと思っていたんですけどね。和久井さんは、あんまり人をイジったりする方ではないんですが、僕に対してだけは「ちゃんと真面目に仕事してるんですか?」みたいに接してくれるんですよ。あの特別感が、ほんまに嬉しいんですよね……。打ち上げでもたくさんお話しさせていただきました(笑)。