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テニプリ、黒バス、ハイキュー!!、空手バカ一代が“強豪野球勢”あぶさん、MAJOR、ROOKIESに挑む《「自分史上最高のスポーツ漫画」ベスト30発表》

テニプリ、黒バス、ハイキュー!!、空手バカ一代が“強豪野球勢”あぶさん、MAJOR、ROOKIESに挑む《「自分史上最高のスポーツ漫画」ベスト30発表》

20位「アストロ球団」(原作・遠藤史朗、作画・中島徳博、1972~1976)

20位「アストロ球団」(原作・遠藤史朗、作画・中島徳博、1972~1976)

『南総里見八犬伝』をモチーフにした奇想天外な野球譚がベスト20入りです。戦死した実在の名投手、沢村栄治の遺志を受け継いだ「アストロ球団」の9人の超人が、一試合完全燃焼で試合に臨みます。「少年ジャンプ」のバトルマンガの基礎を築いたとも言われています。2005年にテレビ朝日系でテレビドラマが放送され、長嶋一茂が沢村栄治役で出演しました。


「沢村栄治の生まれ変わり9人が野球チームを作るって……屋久杉のバットとか、新しい変化球を覚えるのにドリルを握って手の平に溝を刻むとかまさに破天荒!」(男性・59)

「野球ブームを追い風に、少しSFチックに登場人物が描かれ、夢を持たせてくれた」(男性・55)

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「1試合に連載が1年以上かかったものすごさ。死人も出た、野球版デスマッチ」(男性・60)

「いわゆる『スポ根』ものを過激化すれば殺人試合へと発展し、ブラックユーモアになることを示した」(男性・58)

「自分の興味と合いました」(女性・43)

「本当に馬鹿馬鹿しいまでのとてつもない技の応酬が現実離れしてかえって良かったと思います」(男性・65)

「かなり無茶苦茶な超人漫画!」(男性・55)

19位「MAJOR」(満田拓也、1994~2010)

19位「MAJOR」(満田拓也、1994~2010)

 連載当時は珍しかった「日本人メジャーリーガー」の夢をマンガにした作品です。元大リーガーの速球投手のビーンボールで父を亡くした茂野吾郎は、大リーグのマウンドに立つことを夢見て、アメリカへ渡ります。2015年に始まった「MAJOR 2nd」(連載中)では、吾郎の息子・大吾が主人公。2004年から2010年までNHKでアニメ化され、2018年からは続編アニメも放送が開始しています。

「漫画はもちろん、アニメでも再放送を何回も見るぐらいおもしろい」(男性・42)

「子供が野球をはじめるきっかけになったから」(女性・36)

「野球に興味がない自分でも楽しめた。父親を亡くし、主人公が病院で泣きじゃくるシーンは思わずもらい泣きした」(男性・37)

「『MAJOR』も良かったですが、『2nd』になって、より緻密に計算された展開が面白い」(男性・53)

「おとうさんを失った吾郎の頑張り。メジャーで100マイルを武器に活躍する姿。大谷にも共通する天才。見ていて清々しい」(男性・59)

「子供の頃から大好きでした。ずっと小学生編が一番面白いと思っていましたが、最近全巻読みまして、最後まで読み切ったときには感動の嵐でした。久しぶりに最高のスポーツ漫画に出会えました。最初と最後がリンクしているところが何とも言えず最高です。茂野吾郎よ、永遠なれ」(女性・41)

「父の死を乗り越えて、たくさんの人に支えられながら、メジャーに挑戦し因縁の対決もありと、ただ面白い」(男性・51)