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巨人の星が圧巻V! スラダン、キャプ翼、あしたのジョー、エースをねらえ、タッチが大接戦《「自分史上最高のスポーツ漫画」トップ10発表》

巨人の星が圧巻V! スラダン、キャプ翼、あしたのジョー、エースをねらえ、タッチが大接戦《「自分史上最高のスポーツ漫画」トップ10発表》

 人生でもっとも夢中で読んだ「自分史上最高のスポーツ漫画」はどの作品か――。文春オンラインのメルマガ会員を対象に募集したスポーツ漫画アンケートには、19歳から86歳までの幅広い読者から1966票もの熱い声が集まりました(男女比5:3)。

 アンケートは、1月25日までの40日間実施、1人3作品から7作品投稿でき、1位=8点、2位=7点、3位=6点、4位=5点、5位=4点、6位=3点、7位=2点として集計しました。

 いよいよ、ベスト10をカウントダウン形式で紹介していきます。(全2回の2回目/ベスト30を読む)

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(タイトルのカッコ内は、作者名と連載期間)

◆ ◆ ◆

10位「タイガーマスク」(原作・梶原一騎、作画・辻なおき、1968~1971)

10位「タイガーマスク」(原作・梶原一騎、作画・辻なおき、1968~1971)

 アニメ化され社会現象となった大人気プロレス漫画がベストテン入りです。孤児だった伊達直人が覆面プロレスラー・タイガーマスクとなって、悪役レスラー養成組織「虎の穴」からの刺客と戦う作品。漫画連載当時のプロレスは、ゴールデンタイムにテレビで放送される人気コンテンツで、作中にジャイアント馬場、アントニオ猪木など実在する人気レスラーが登場したことも子供たちを狂喜乱舞させました。アニメは日本テレビ系列で1969年から放送開始。視聴率30%を超える怪物番組でした。

「伊達直人の死闘がちびっこハウスを支えるためというベースにいつも涙していました。漫画はもちろんアニメのビデオも全部持っています。大好きです」(女性・64)

「小さい頃、野球の次に好きなスポーツはプロレスだった。タイガーマスクの人形で遊んだのを思い出します。私は馬場と猪木が好きだったので、実際のプロレスと並行しながら見てた」(男性・57)

「正義と強さと優しさを教えてくれた名作です」(男性・62)

「敵キャラはもちろん、タイガーマスクこと伊達直人の孤児院出身という出自がスパイスになっていていい。『虎の穴』という組織も、今思うとなんだか微笑ましい。ラストが暗いのも好み。アニメのエンディングの歌がサイコー」(男性・54)

「覆面ワールド・リーグ戦が終わって、『金持ちの道楽』と言うインタビュアーに、少女がキッパリと否定する。この一文を書くだけで、涙が……」(男性・62)

「本当にどこかに『虎の穴』があると信じていました」(女性・60)

「プロレスファンなので、佐山聡の初代タイガーマスクが出てきた時の衝撃とだぶる」(男性・55)

「とにもかくにもラストに涙。そりゃないでしょう、という伊達直人の交通事故死」(女性・49)

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