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《超高級交際クラブの実態》素人美女の肉体を搾取する“白スーツの男”集団と大物芸能人の“密着写真”

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“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ #2

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倉科氏は「じゃあ実践に行きましょう」とB子さんの服を…

 部屋にいたのは倉科氏だけだった。倉科氏はその場で黒い箱を取り出し、なかに詰まった札束を見せた。「1000万円ある。これだけ稼いでいる人がいる」とアピールしてきたという。その後、倉科氏は「じゃあ実践に行きましょう」と、B子さんに服を脱ぐように促した。

「狭いユニットバスで倉科さんから男性の体の洗い方について指導され、そのまま陰部を咥えるように言われました。ここまで実際にやるのか……と思ましたが、指示に従いました。

 お風呂をあがるとすぐにベッドへ誘導されました。倉科さんはローターを取り出して少し使った後、すぐに挿入してきました。避妊具はつけておらず、『うちのクラブは性病検査をしている人しかいない。だから基本的には生でやるように』と説明されました。ただその後は特に何か教わることも話すこともなく、倉科さんはただ無言で性行為を続けたんです。そんなの『講習』じゃないですよね。何より本番行為がなぜ必要だったのか……。騙されたのかなと不安で仕方ありませんでした。

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 行為が終わると倉科さんは『自分のクラブの女の子が彼氏にバレて、俺のところに来てアイスピックで刺されそうになったことがあるんだよ』などと、よくわからない武勇伝をひけらかしてきました。私は一刻も早く帰りたかったので、すぐにシャワーを浴びて部屋を出ました」

Y子氏は「片岡愛之助の愛人なんだ」と“密着写真”を見せてきた

 倉科氏の行為への嫌悪感が拭えずにいたが、「超高級交際クラブ『P』で大金を稼ぐため」と割り切ったという。この翌日、Y子氏が同伴し、3つの交際クラブに登録をした。

「『Q』『R』『S』と、3つの交際クラブに登録しました。『Q』は赤坂で面接、『R』は渋谷の雑居ビルで面接、『S』はネットで。Y子さんはクラブの人と親しそうな雰囲気で『コーヒー飲む?』『その服かわいいね』などと会話していました。X子さんが女の子を集めて、交際クラブにコネがあるY子さんが女の子を紹介するといった役割だったようです。

 その日、Y子さんは『昔は●●●●(大御所芸能人)の愛人をしていたけど、今は、片岡愛之助の愛人をしていて、奥さんの紀香さんにも挨拶済みなんだよ』と話し、愛之助さんとY子さんが写った写真を見せられました」

B子さんが見せられた片岡愛之助の写真。Y子氏は片岡の後ろに立ち、顔を寄せている左から2番目の人物

 写真を確認すると、片岡愛之助にY子氏、そして別の2人の女性が体を寄せている。確かに親しそうではあるが、これだけで「愛人」と判断できるような写真ではない。片岡の所属事務所に写真がどういった状況で撮影されたかについて確認したが、期日までに回答はなかった。