人気アニメガンダムシリーズ。2021年5月7日(金)から全国ロードショーがはじまる映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、シャアの反乱から12年後、U.C.(宇宙世紀)0105年が物語の舞台だ。
宇宙世紀の“次の100年”を描く「UC NexT 0100」プロジェクト作品。ハサウェイ・ノアを主人公とする、3部作の第1部である。(全2回の2回目。#1を読む)
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「アムロおじさん」と呼んでいたかわいらしい坊やが、幼少時のハサウェイ
今作の主人公となるハサウェイ・ノアは、これまでもガンダムシリーズにたびたび登場してきた宇宙世紀のキーマンというべきキャラクターだ。
本作の主人公ハサウェイ・ノアは、『機動戦士ガンダム』でホワイトベースの艦長を務めたブライト・ノアの息子であり、旧シリーズ作品にもたびたび登場している。
『機動戦士Zガンダム』では、ハサウェイは母ミライ・ノアとともにホンコン・シティで誘拐され、エゥーゴによって救出される。このとき海に落ちたハサウェイを救助したのは、アムロ・レイであった。一年戦争の英雄を「アムロおじさん」と呼んでいたかわいらしい坊やが、幼少時のハサウェイである。
『機動戦士Zガンダム』では、元ホワイトベースの操舵士にして、ブライトの妻ミライの胸に抱かれて登場する。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では13歳の少年として登場。地球から宇宙へ上がる際に政府高官の娘クェス・パラヤと知り合い、彼女に惹かれていく。第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)に巻き込まれたハサウェイは、無断でMSに搭乗して出撃するも、アムロの恋人チェーン・アギを誤って殺害してしまう。さらにクェスの死を目のあたりにし、心に大きな傷を負うのだった。