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4.現役を引退する
体力勝負と言われる美容師。ベテランになり年齢を重ねるうちに、現場での仕事は負担が大きくなります。指名されていたお客様を信頼できる後輩に託して、現場に立つ時間を減らし、会社の運営サイドに回ることは珍しくありません。
とはいえ、お客様に関わる喜びは不変です。美容師は職人気質の人が多いため、完全な引退ではなく、お付き合いの長い特別なお客様だけに対応する形が多いです。
また美容界を離れるわけではなく、美容業界の会社への転職をする形もあります。
例えば美容室が取引する商材の仲介業者(ディーラー)には、元美容師が多く所属しています。現場目線の話が通じやすく、商材の細かいニュアンスのやりとりがしやすい元美容師は重宝されます。
「辞める」はドロップアウトではなく、ステップアップ
30代までの退職が圧倒的に多い美容師。
それ故「美容師を辞める」は、ドロップアウトよりもステップアップの意味合いが強いです。美容師としての経験値は、他の業種では中々得られない物だと僕は感じています。その先がどんな形であれ、次の一歩がプラスになればいいと思います。