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2021/05/25

source : 週刊文春出版部

genre : ニュース, 社会, 政治, 読書

雅子さんから届いたLINE

 そういえば、俊夫さんの手記で「すべて虚偽答弁」と断罪された財務省の太田(充)理財局長(当時)は今や主計局長で、次期財務事務次官と目されている。森友事件で政権に貢献すると官僚トップに上りつめられるのだろうか?

 俊夫さんの墓参の翌日の3月23日、国会では参議院予算委員会で、俊夫さんの手記と雅子さんが起こした裁判をめぐり質疑が行われていた。そこに雅子さんからLINEが届いた。

©iStock.com

〈病院の待合室で国会中継流れています。音は聞こえにくいですが夫の手書きの遺書が大きく映し出されています。うまく聞こえないのにみんながテレビに釘づけになりました。一生忘れられない光景です〉

 ……なんて素敵な描写だろう。雅子さんのLINEは続く。

〈今日の麻生さんの答弁テレビで取り上げられているそうです。友達からたくさん連絡が来ます〉

 みんなが赤木雅子さんを応援している。夫と二人、幸せに暮らしてきた女性の人生を暗転させた夫の心の病と死。夫はなぜ命を絶ったのか? その無念を晴らすため、真相を知ることが自分の使命と裁判を起こし、夫の手記を公表した女性を、みんなが支援している。

私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?

雅子, 赤木 ,冬樹, 相澤

文藝春秋

2020年7月15日 発売

 

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