どうしても食べたくなり後日「ぶっかけの鶏天タルタルひもかわ」(850円)を
どうしても、もう一度、「ひもかわ」を食べたくなり、「ぶっかけの鶏天タルタルひもかわ」(850円)を後日、再訪し注文してみた。こちらはアツアツの鶏天にタルタルソースがのり、醬油のむらさきがきれいなつゆがかかって登場した。出汁は鰹系がじんわりと利いたタイプできりっと冷たい。「ひもかわ」をつゆにつけて、トゥルトゥルと食べていくのがなかなか心地よい。ツルやかな麺である。
「今はコロナ禍なので、どうしても昼の売上げが頼りの状態」と斎藤店長はいう。「浜松町というオフィス街で働く方にとっての貴重なランチタイムを無駄にしないよう、美味しいものを素早く提供できるように心がけている」という。
料理長の辻紀彦さん(愛称はガオラー)も、「当店でひもかわうどんという群馬県の名物を食べて、本場の味に興味を持って頂き、群馬へ足を運ぶきっかけになればという気持ちで麺を茹でています」と熱く語ってくれた。
注文後に揚げるシステム、アツアツの「ミニソースカツ丼」(450円)も追加
そんな話をしていたら、女性のお客さんが「もつ煮ご飯セット」と「ミニソースカツ丼」のテイクアウトを取りに来ていた。すべてのメニューでテイクアウトができるそうである。
そこで人気の「ミニソースカツ丼」を追加注文してみた。すると注文後、辻料理長が肉を取り出しパン粉をつけて揚げ始めた。注文後に揚げるシステムである。
しばし待って登場した「ミニソースカツ丼」を食べてみた。特製ソースにくぐらせたアッツアツのカツがジューシーでうまい。国産の豚ヒレ肉を使ったカツ丼である。さっぱりとして上品な出来具合である。
港区大門駅のすぐ近くの「ひもかわ桐生」で、ツルやかな「ひもかわ」を堪能することができた。お店の方もフレンドリーで入りやすい。店はサイの赤ちゃんが置いてあったり、ヤマドリの絵があったり、液晶パネルが配置されていたりと、ユニークな雰囲気なのだが、提供している「ひもかわ」や「うどん」や「ミニソースカツ丼」などのメニューはアレンジされてはいるが、十分に群馬県の郷土の味を再現していると思う。次は是非とも「ひもかわでカレーかけ」を食べてみたいと思う。
写真=坂崎 仁紀
INFORMATION
「ひもかわ桐生」
住所:東京都港区芝大門1-16-9
営業時間:昼11:00~15:00、
夕17:00~20:00(LO19:30)
※土曜日は昼のみ
定休日:日