昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

《右翼グループ扱い、新曲放送不可…》HKT48卒業・宮脇咲良が直面していた「日韓摩擦」の洗礼

2021/05/30

〈私が大好きなホルモンスンドゥブチゲ…ここ、本当においしいの…〉

 5月27日、こんなハングルのコメントとともに1枚の韓国料理の写真がインスタグラムに投稿された。アカウントの主は、2年半の韓国での活動を終えて4月29日に日本へ帰国した宮脇咲良(23)。韓国ではすぐ複数のメディアがこの投稿を取り上げ、「宮脇咲良、日本でも格別な韓国料理への愛」などの見出しで近況を伝えた。

今後の活動が注目される元IZ*ONEの宮脇咲良 ©getty

 2011年に13歳でHKT48メンバーとしてデビューした宮脇は、2018年に韓国の音楽専門チャンネルMnetのオーディション番組「PRODUCE 48」に参加。最終順位で2位を獲得し、同年10月29日に番組から生まれた日韓合同の女性アイドルグループ「IZ*ONE」メンバーとして韓国デビューを飾った。以後は韓国に拠点を移し、IZ*ONEでの活動に専念してきた。ただしその道のりは、順風満帆とは言い難かったようだ。

IZ*ONEの活動期間延長を求める声も大きかった

 IZ*ONEは、宮脇をはじめ日本人メンバー3人を含む12人組。韓国では、アルバムの累積売上が130万枚を超える人気を獲得している。日本でも2019年2月、秋元康氏のプロデュースでデビュー。昨年10月発売のフルアルバムがオリコンやビルボードジャパンの各チャートで1位となるなど、高い人気を博していた。

 そんなIZ*ONEが惜しまれながら解散したのは、今年4月29日。複数の芸能事務所からメンバーが集められたIZ*ONEはもともと2年半の期間限定プロジェクトであり、解散はあくまで予定通りの結果だ。

「すっかり韓国の味が好みになったね」宮脇咲良のインスタグラムについて報じる韓国メディア(ヘラルドPOP・2021年5月27日)

 ただし好調な売上を見せていたIZ*ONEは、ファンを中心に活動期間の延長を求める声も少なくなかった。それが見送られた背景を巡っては、韓国メディアでも冷ややかな声がちらほら聞こえてくる。