宮脇咲良のHKT48卒業のニュースが日本発で報じられた韓国では、3月に話題を集めたBTSの所属会社系列の事務所への“移籍説”が再び浮上している。
3月11日、「韓国経済新聞」電子版は、宮脇咲良がIZ*ONEの活動を終了した後、ビッグヒット・エンターテインメントに移籍するとの記事を伝えた。しかし、ビッグヒット側が数時間後に「何も決まったことはない」というコメントを出し、宮脇の移籍説はそのままの状態だった。
以後、最近に至るまで、ビッグヒット・エンターテインメント側では宮脇との専属契約に対するいかなる立場も明らかにしていないが、韓国では宮脇のHKT48卒業が「移籍のためのもの」という分析が広まっている。
「何も決まったことはない」は“消極的な肯定”?
在ソウルの韓国人芸能専門記者が語る。
「ビッグヒット側の『何も決まったことはない』という表現は『否定』ではない。英語で言う『ノーコメント』のようにむしろ“消極的な肯定”に近いとみられています。既に記者だけでなくK-POPファンの間でも、宮脇のビッグヒット行きは既定事実として受け止められていましたが、宮脇の日本での契約が解除されない状態では確信が持てなかった。それが、HKT48卒業で、ついに日本の契約問題も解決されそうだということで、今後、公式発表があるのではないかと思われているのです」
その間、ビッグヒット側で大きな変化があった。
この4月、ビッグヒット・エンターテインメントが、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなどが所属しているアメリカの大手メディアのイサカ・ホールディングスを買収合併して、グローバルエンターテイメント企業である「ハイブ(HYBE)」が誕生したのだ。
傘下には、BTSなどが入るビッグヒット・ミュージックをはじめ、10余りのレーベルを擁するが、この中でガールズグループ専門レーベルの「Source Music」が宮脇の活動拠点として、韓国のファンの間で有力視されている。