Q 記者の人たちは一度聞いて分からなかったときにどうしているの?
新型コロナウイルスの感染拡大で、政治家の人が記者会見の質疑応答をしている様子を見る機会が増えたのですが、質問と答えがかみ合っているのか、よく分からないことがあります。「ちょっとこの部分がよく分からなかったのですが……」と聞く人がいてもいいように思うのですが、質問のテーマがすぐ次に移ってしまって、あまりそうした再質問は見たことがありません。記者の人たちは一度聞いて分からなかったときにどうしているのでしょうか?(20代・男性・学生)
A 再質問をすれば良いのです。ところが…
再質問をすればいいですよね。全くその通りです。記者たちが連携し、前の記者の質問に答えていなければ、「いまの答えがよく理解できなかったのですが」と追加質問をすればいいのです。
こういう再質問というやりとりは、各省庁での記者会見ではあります。ところが、官房長官会見や首相会見では、時間が限られ、質問できる記者の数も限られているため、各社の記者は、自分があらかじめ質問しようと用意していた質問を投げかけます。結果、アドリブの質問にはならず、前の記者の質問とは連携しない質問になりがちです。
臨機応変に質問の内容を変える。そんな“質問力”が問われます。
「○○さんに聞いてみた。」のコーナーでは、みなさまからの質問を募集しています!