実家で某宗教団体のパンフレットを渡されて…
しかし、出産後に神奈川にある一朗さんの実家へ遊びに行ったら、帰り際に一朗さんの両親からノートとペンに加えて、某宗教団体の設立からの歴史が書かれたパンフレットを渡されたそうです。さすがに違和感を覚えたA子は帰りの車内で一朗さんに『宗教とか入ってないよね?』と聞いた。一朗さんは『俺は知らない』と言ったきり、何を聞いてもずっと黙ったままだったそうです。
翌年にまた実家へ行ったときも義母に『心を落ち着かせるために仏壇に手を合わせることも覚えておくといいわよ』と、仏壇に手を合わさせられたそうです。一朗さんはいつも『俺は入ってない』という言い方だったそうですが、結婚して数年後には『母親は(宗教に)入っているけど、俺は入っていない』と言い出したそうです。
2018年9月には伊藤の同意を得て、1度目の別居に
A子と一朗さんと息子と3人で産後のお宮参りで明治神宮へ行ったときにはこんなことがあったそうです。A子が鳥居の真ん中を通ろうとしたら、『鳥居の真ん中を通っちゃダメなんだよ。端を通らなきゃいけないんだよ』と、一朗さんに言われたと。A子が言われた通り、端を通ると一朗さんは鳥居の外側を通ったそうです。A子が『端すぎるでしょ』と言ったら、『これが礼儀です』と、少し誤魔化す感じで話していたそうです。これは、先の某宗教団体の教えそのもので、一朗さんは宗教上の理由で鳥居をくぐれなかったようです」
その後、子育てや末っ子の出産を控えていたため、事を荒だてるのを避けてきたが、A子さんは「宗教のことを知っていたら結婚しなかったのに」という思いを抱えてきた。結婚して5年目の2016年には宗教のことや、家庭のことなどを相談しても“現状維持”を最優先する伊藤の考え方についていけず、離婚するしかないと考えるようになったという。そして、2018年9月には、「性格の不一致」が原因で、伊藤の同意を経て1度目の別居に至ったのだという。
(#2へつづく)
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