現在チャンネル登録者数65万人を誇る人気YouTuberの上原亜衣さん。

 AV女優引退後、3年のブランクを経て19年6月にSNSで活動を再開すると、瞬く間にフォロワー10万人を獲得。8月にはYouTubeチャンネルを立ち上げ、あっという間にトップYouTuberの仲間入りを果たしました。さらに、最近では自身の写真をデジタル資産として注目を集める「NFT」の形で販売。オークションの結果、3枚の画像が合計900万円で落札されたことが話題になりました。

 AV女優というある意味で「特殊」な職業ゆえ、セカンドキャリアに苦しむ人が多い中、引退後も華々しく新たなキャリアを積む彼女が、YouTubeの舞台裏や、AV女優のセカンドキャリアについて本音で語ってくれました。(全3回の1回目。#2を読む)

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「今まで身バレしてなかった人たちにも知られちゃう」

――YouTubeでは大変なご活躍をされています。現役のAV女優の方でも登録者60万人を超えている人はいません。

上原 ありがとうございます。やっぱり定期的にちゃんと更新しているのが大きいのかなと思います。あとは私の場合は単純に始めた時期がよかったと思っています。芸能人の方とか、大勢の方がYouTubeに力を入れはじめたのって、コロナが流行してからだと思うんです。私はその半年前にはすでに始めていたので、先行者利益の部分が大きかったですね。

――とはいえ、ツイッターも再開早々フォロワー10万人に到達。“上原亜衣”の名前がトレンド入りもしていました。

上原 あれは現役時代の女優友達の力をめっちゃ借りたんです。「SNSを復活させるからリツイートして!」って(笑)。ツイッターで話題になった2カ月後くらいに、YouTubeをはじめたので、みなさんの注目があるなかで始められたのがよかったんだと思います。

――YouTubeを始められたきっかけは何かあったんですか?

上原 直接のきっかけは、映像制作をしている友達に「YouTubeやらない?」って声をかけてもらったことです。でも、表舞台の仕事をまたやるってなると、元AV女優っていうのは隠せないんですよね。しかも、YouTubeとなったら、AVを見ないような人たちも見ることになる。「今まで身バレしてなかった人たちにも知られちゃうな…」とか思ったりして、最初は悩みました。