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「たまごっち」の、あのバージョンがお宝化

『ドラゴンボール』や『ポケモン』関連アイテムが人気というのは誰もが納得するだろうが、少々意外に感じられる高額アイテムが「銀牙伝説ウィード ぬいぐるみセット」だ。『銀牙伝説ウィード』とは、高橋よしひろが『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて1999年~2009年に連載していた漫画。『銀牙 -流れ星 銀-』の続編にあたる、犬を主人公とした冒険アクションだ。これまで挙げてきた作品と比べると一般知名度は劣るかもしれないが、アニメ、ミュージカルとメディアミックスされ、国外でも高い人気を誇っている。

 こちらは、2003年にプライズで展開されたぬいぐるみの14種セットで、「まんだらけ」のWEBオークションでの落札価格は21万5000円(税別、2015年8月)。現在では遭遇率も低く、入手するのは大変困難だ。それだけに、セットではなく単体でも数万円で取引されている。

銀牙伝説ウィード ぬいぐるみセット(画像提供:まんだらけ)

 また、平成レトロを代表するアイテム、「たまごっち」にもお宝が存在する。1998年に発売された「デビルっちのたまごっち」は高額化しており、ブラックは「まんだらけ」にて3万円(税別)で販売されている。

デビルっちのたまごっち(画像提供:まんだらけ)

収集癖をくすぐる「写ルンです」

 これまで人気作品に関連した懐かしグッズを紹介してきたが、昭和レトログッズのコレクターの中には、飲料の缶やホーロー看板、お菓子のパッケージなどを収集している人間もいる。となると、数十年後には「こんなものまで?」と言いたくなるような平成レトログッズがありがたがられている可能性も大いにありそうだ。

“平成レトロ研究家”の山下メロ氏が、今後お宝化するかもしれない(!?)アイテムを独断で予測する。

「僕自身は、平成レトロの中でも漫画・アニメよりも、若者カルチャーに興味を持って収集しています。将来的に平成レトログッズのコレクターが増加したとしたら、『写ルンです』のスケルトンバージョンが人気を集めるかもしれません。

 1998年にAppleが発売したパーソナルコンピューター『iMac』を皮切りに、スケルトンブームが起こりました。思い返してみると、当時の家電やゲーム機ってスケルトンのものが多かったですよね? その流れを受けて、『写ルンです』でもスケルトンバージョンが発売されました。『写ルンです』と『スケルトン』、平成レトロを象徴するふたつの要素を融合させたアイテムと言えます。ほかにも『写ルンです』は様々なデザインが存在して、収集癖をくすぐりますし、今後コレクターが増えていくジャンルかもしれませんね」

「写ルンです」のスケルトンバージョン(画像提供:山下メロ氏)