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ダイソーの“100均釣り具”で釣れるのか? 堤防で検証してみると意外な大物が…

仕掛けは100円、竿は800円で揃えられる

genre : ライフ, 娯楽, 商品

2021年発売の竿とリールがヤバい!

 これまで仕掛け中心にアイテムを拡充させてきたダイソーだが、2021年は釣り竿やリールにも力を入れている。例えば、800円の振り出しロッド(270cm)と700円のリール(3000番)だ。

800円の振り出しロッド(270cm)と700円のリール(3000番)

 初代「ダイソータックル」は、釣り竿とリールセットで1000円だった。ゆえにそれぞれ釣り具量販店で買う物より竿が短い(全長180cm)、リールのラインが細く強度がないなど価格相応のデメリットもあった。

 しかし、今年発売したアイテムはその点を改善しつつ、価格とのバランスがとられたものになっている。

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 ダイソーの売り場でも、800円は「エマージェンシーシェルター」や「スープジャー」などが並ぶハイエンドクラス。それでも、釣り竿の相場で見ると800円で買える格安竿はそうない。

 私自身、発売直後に700円のリール(3000番)と合わせて購入してみたが、270cmの長さは堤防や岸壁での釣りにおいて非常に取り回しが良かった。

 リールに巻かれているラインの太さも4号と太めなので、重い仕掛けの遠投にも対応し、狙える魚が格段に増えた。

 この日はザリガニを餌に大物を狙ったところ、40cmのキビレと想定外のマダコまで釣れた。

キビレ
マダコ

 ダイソーよ、ここまで来たか……。

 他にも1000円のルアーロッド、ルアーなど釣り界隈を驚かせるアイテムが次々と発売されるなど、餌釣りに限定しない幅広いジャンルを展開している。