ベイスターズのために私たちは何ができるか　シウマイ弁当をあんずから食べてみた結果…

苦しかった時期にふと思いついた新しいゲン担ぎ

　突然ですが、みなさんはシウマイ弁当をまず何から食べますか？（2回目の突然シリーズすみません）

　シウマイ弁当といえば、もちろん主役はシウマイ。ドスンとストレートにシウマイから。いやいや、ちょっと変化球でマグロの漬け焼から。あるいは意表をついて玉子焼きから。毎回バラバラの方ももちろんいるでしょう。どの具から食べるかはけっこう性格が出るかもしれません。

　ちなみに私はタケノコ煮からいきます。あの食感と甘めの味付けが大好きで、タケノコ煮が口に入ると「さぁこれからシウマイ弁当を食べるぞ～！」という号砲が鳴り響く感じがするんです。そこからはシウマイ→俵型のご飯と食べ進んでいきますが、最後は必ずあんずで締めます。ウチのストッパーはあんずです。

　車窓右手に三角屋根のカラフルな住宅が見えた頃、「よし！　今日は思いきって、あんずを最初に食べてみるか！」と思いつきました。いつもはクローザーのあんずを、今日は先発に持ってきてみよう。とにかく今の流れを変えたい。私にできることは、新しいゲン担ぎくらい。シウマイ弁当をいつもの逆から食べる。とにかくやってみよう！

 

　なんとこの日、ベイスターズは13対2と爆勝しました。

　あんずは、きっと関係ありません。ベイスターズの戦力が整い、調子が上向き出したのがたまたまこの日だったのでしょう。でも、ファンとしては単純に嬉しいものです。新しいゲン担ぎをしてみたその日が18安打13得点の爆勝だったのですから。

4勝20敗4分　勝率.166（あんず前）
　　　　　　↓
32勝29敗9分　勝率.524（あんず後）

　この日を境にベイスターズの勝率が上がり始めました。

　関係ないとはいえ、こうなったらゲン担ぎはやめられません。

　4月28日以降、私はシウマイ弁当を必ずあんずから食べることにしました。

　シウマイ弁当が食べられない時は、スーパーで買っておいたあんずを最初に食べ、それから食事をしました。とにかく食事前にあんずを食べる。

　ここまでちゃんとゲン担ぎをしたのは生まれて初めてのことかもしれません。

選手、監督はシウマイ弁当どれから食べる？

　そんなことがあって以降、私はみなさんがシウマイ弁当を一体どの具から食べるのかが気になって仕方なくなってしまいました。

「オンラインハマスタ」というイベントで今季絶好調の桑原選手にその話をしたところ「僕はシウマイ弁当はあんずから食べますね！」というお話が聞けました。選手にもいらっしゃいました、あんずが最初の方！中継ぎで粘り強いピッチングを続けている砂田投手は「シウマイ弁当は絶対に最初シウマイです！最後も必ずシウマイです！」と力強く語ってくださいました。

　三浦大輔監督は「最初はタケノコから食べますね。いろいろ食べて途中あんずでちょっと中休みをして、最後はご飯とシウマイを同時に一口で食べます。シウマイ弁当だけではなく、どんな食事でも最後は必ず好きなものを食べて終わりたいんです」とこだわりを教えてくださいました。シウマイ弁当はベイスターズ地元のお弁当ですから、選手のみなさんそれぞれに食べ方のこだわりがありそうですね。たくさん取材ができる日がきたら、お話を聞いていつか表にしたいです。

　2021年シーズンも残り少なくなってきましたが、私はまだまだ諦めていません。

　打撃成績ベスト3がベイスターズという重量級の打線。先日の3者連続ホームラン、最高でした。牧選手や森選手などの若手のみなさんも頼もしいですし、投手陣にも希望の光がキラキラと見えてきています。石田投手の先発転向も楽しみですし、ケガをしていた東投手、田中健二朗投手もきっと1軍で復活する！

　そして8月31日、オリンピックの聖地となった横浜スタジアムにいよいよベイスターズが帰ってきます。6月6日以来のことですから本当に久しぶりです。9月7日からは夏の一大イベント、今年で10年目を迎えるスターナイトも控えています。ベイスターズはきっとこれまで以上の巻き返しを見せてくれることでしょう。

　そうなるとゲン担ぎも毎回あんずからでいいのか？

　ハマスタに戻ってくるタイミング。

　2021年ミラクル・ベイスターズ、奇跡の大反撃を信じて。

　これからは思いきって新たなゲン担ぎ、「シウマイ弁当の蓋についた数粒のお米から食べてみる」を毎日やってみようかな？

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