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《風俗》「連続の時は精力剤飲んだり」「『私、女としてイケる?』と聞かれ…」時給5000円以下の女性用風俗で働く男性(26)の“リアル”

2021/08/06

 女性用風俗の客層は主に40代前後がボリューム層だ。V系寄りのセラピストの客層は「4割は主婦や普通のOL、4割は夜の仕事をしている女の子、残りの2割が何をしているかわからない人。お嬢様や芸能系もいる」とのことだった。この割合はセラピストの系統によっても変わってくるので正確な割合はわからないが、どのセラピストに聞いても共通することは「ボリューム層は容姿にややコンプレックスを抱いている中年女性」であるという。

夫とずっとセックスレスで…

「私は夫とずっとセックスレスで。もう一生女としての瞬間はないのかな…と思っていた矢先、女風というものを知って沢山調べました。今では女風専用のTwitterアカウントも作って、日々情報を集めています。秘密の趣味って感じですね」そう語るのは女性用風俗利用歴半年のヒトミさん(43)。

「初めて予約したときは本当にドキドキしてて。何度もキャンセルしようかな…って悩みました。普段見せてない裸を、年下の男の子に見せるなんて。相手も嫌なんだろうなとか気にしてしまって。そして遂にセラピストさんとご対面。最初から『今日の洋服可愛いね』とか、『ヒトミちゃんタイプだよ』ってほめてくれて。冬だったので、温かいお茶と普通のお水をサービスで買ってきてくれていて感動しました。施術もじっくりほぐしてくれて、気持ちよくて満たされました。久々に女としての自分を感じました」

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 初回の利用から今では月に1、2回120分~180分でセラピストを呼ぶというヒトミさん。「まだ私は『沼』って言えるほど入れ込みたいセラピストさんがいなくて、いろんな人を指名しています。でも、今後ハマってしまうかも…」

 こうした女性客の要望を、セラピスト側はどう受け止めているのか。某名門大学を卒業後、専業セラピストとして1年近く働いているナツキさん(26)はこう語る。